芦屋競艇の人間科学
随分と大袈裟なタイトルですが、理由はちゃんとあります。
このシリーズは24場別の戦略を見ていく記事ですが、身も蓋もないことを言うと、場ごとに意識すべき要素なんてそこまで多くはないんです。特に芦屋のような全国屈指の静水面ともなれば、予想に関するエレガントな解法など見つかるはずもありません。
ありがちなレイアウトです。理屈を説明すると、スリットラインから第1ターンマークに向かってコース幅が狭くなっていて、外から攻めやすい構造と言えます。しかし全体的に広く設計されているため、インもしっかり受け止めて回りやすく、全員走りやすいなら枠通り決着するよねっていうことで逃げ率が高くなっています。
この逃げ率の高さには、風の影響を受けない工夫や硬い淡水など様々な要因も寄与していますが、そんなことは正直どうでもいいです。芦屋で打ち慣れている人なら誰でも知っていますし、競艇はどこの場であっても基本的にインが強いからです。
では、芦屋で期待値をとるためにはどうすればよいのでしょうか。知識が利用できないのであれば、思考を変容させるしかありません。
以前このような記事を書いてから1年が経ちました。ここからさらに狙えるレースを広げるために、より濃い内容と有効な視点を紹介しつつ、芦屋で採るべき戦略について記載していきます。主に記念レースでの考え方になりますが、芦屋全体、ひいては競艇全体に及ぶ話になっていきます。
背景には人間科学、つまり芦屋に投票する人々に関する様態があるのです。
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