【投票戦略】中穴6コースの狙い方
Introduction
アメリカンフットボールに「パンター」というポジションがあります。自軍の攻撃が失敗に終わった際に、陣地を取り戻すためのキックを行うのが主な務めです。
彼らは何かが起こったときに出てきます。相手からタックルを受けるような場面はなく、チーム内での連携もそこまで必要ではありません。故に個人の能力が測りやすく、移籍させる際の評価額が決めやすいと言います。
6号艇というのは、競艇において特異なポジションです。前づけをしない場合、ターンマークから最も遠い6コースから進入して、基本的には展開を待たなければならないからです。大外捲りを除いて、彼らは常に「他力本願」であると言えるでしょう。
一方で、何かが起こったときには楽に最内を回って、悠々と着に絡むことができます。誰かに絞られることもなく、1Mで詰まることも(おおむね)あり得ないため、繰り上がり当選するケースが多いのです。
01のスタートを切ってミスなく旋回すれば「物理的に勝てる」インコースと違って、6コースはそんな単純な見積りができません。過去の着内率などあてにならないわけです。そのときどうなるかが圧倒的に重要です。パンターと違って、彼らは移籍させづらいポジションだと言えます。
だから普通の人は間違えます。みんな過去のデータや勝率、足色などで判断するから、オッズはまともな値を示していません。過小評価も過剰人気もありますが、いずれも振れ幅が非常に大きく、オッズ妙味の可能性を内包しているのです。
この記事では、そんな6号艇をどう買うべきか、どんな数値をどう利用すべきかを解説します。
パンターからボールを受け取る、レシーバーのような6号艇。彼らは相互作用の影響を受けやすく、だから絶対的な評価を(唯一の例外を除いて)すべきではありません。その番組によって異なる判断が求められます。そんな彼らが「活躍できる条件」を、時には数値データを用いながら詳述していきます。
新しい競艇のステージへ。知的好奇心に満ち溢れた短い旅にお付き合いください。
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