尼崎「センタープール」の謎と攻略
尼崎競艇場は「センタープール」と呼ばれるほどに特徴的なレイアウトをしています。
ホームストレッチが一直線で、ターンマークの振りが「まったくない」唯一の競艇場です。この特徴によって、余裕を持ってターンできるインが「相対的に有利」となっています。十分なマイシロを確保しやすいこともあり、逃げが決まりやすいです。
また、ターンマークの振りがない分、1Mがかなり広くなっています。艇と艇の間隙が空きやすく、差しや捲り差しの決まり手割合が高く、相対的に捲りは劣勢です。
そんな中で開催されるのが、尼崎MB『まくってちょーうだい!!』です。
配当妙味というのは、市場のクセを理解することで生まれます。出現率が低いにも関わらず「売れてしまっている」ラインを外し、盲点を上手く拾っていく。一節では十分な母数が稼げないですが、ハマると強いのがこの逆張りです。
そもそも出現率が低い捲りに期待するよりも、恣意的な番組における「それでも逃げるレース」に絞って、ヒモ選択を厳密に行う方が、節間の的中率も安定します。
そこで、本論では過去3年における尼崎の実際のレースを素材にし、どういう原理でどういう結果になったかを分析、類似するケースで予測される「的中期待値と回収期待値の高いライン」について解説します。
尼崎で最も回収期待値が高い展開は、実は意外なところにありました。
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