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久しぶりのサッカー観戦から。

今日はトップチームのトレーニング後に、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたニッパツ横浜FCシーガルズの応援に行ってきた。

久しぶりに運営側としてでなくサッカー観戦に行って、頭に思い浮かんだこと、現地で気が付いたこと、サポーターの方と話をして教えてもらったことをメモ。

チケット購入

まず、「試合に行こう」と思うタイミングは、

①年間で試合に行くことを予定しているコアファン
②思いつきで試合に行こうと思う新規or超ライト層

という前提で考えると今回の自分は②で、シーガルズのホーム最終戦であること、練習が午前練だからスケジュール的に○だったことの2つがチケット購入の理由で、試合観戦を検討したのは、2日前にふと「行こう」と思っただけで”きっかけ”は特にない。

となると、①のコアファンになる人を体験の質を高めて増やさないといけない事は大前提だけど、②の新規層が「行ってみよう」と思う”きっかけ”をどこでどのように創るかを検証しないといけない。(今回はホームページとSNSで告知をしているけど、その情報とどう接触したかは正直記憶にない。)

また、チケットを購入する時には、もう観に行こうという気持ちは高まっていたけどチケットサイトで席種を表示するページはもう1ページ前。どの席種で観ようかユーザーが考えるタイミングで席種の画像の表示が必要だった。(これは横浜FCチケットと同じ仕組みを使ってるのですぐ対応した方が良さそう)

新規や超ライト層は、ホームページやSNSを見てくれていない前提で出発しないといけない。

チケットを買う時よりも、その前の「行ってみよう」という思いつきをどう創るか。この時点で既にホームページやSNSに情報は出ていても、行ってみようと思ってない層はそんなものは見ていないし、目にしていたとしても覚えていない。

なので、直近でできるのは露出(回数・機会)を増やすこと、費用をかけるなら広告を出稿するし、かけられないならクチコミやパブリシティの力を借りるし、非効率と言われる足を運んで地道なポスティング・チラシ配りなんかもこの思いつきのきっかけづくりには実は必要な気もしている。

そのきっかけがあって、思いつき、その後に初めて情報を見るためにSNSのアカウントを探したり、ホームページを検索したりする。

現地で

スタジアムに到着する前は前日からいつもワクワクする。

まずは、試合開始40分前くらいに到着したのだけど、スタグルが売り切れてしまって買えなくていきなり結構ダメージを負いました(笑)

また、後ろに座っていた3、4歳くらいの子どもが試合に集中できなくてお母さんに怒られていたけど、「無理だよなー」と思いながら見ていた。
座席での、子どもにとって退屈な時間をどう解消するか?(例えば座席に間違い探しやクイズとか、試合を見ながら選手を覚えさせるものとかを現地で渡してみるとか?)

真夏日の今日。暑くてマスクを外したくなった。ルール上ダメなのでちゃんと着けていたけど、地味にマスク焼けが気になって外したい気持ちに(練習中もマスクしているからもう手遅れだけど笑)

天気が良いのは本当に大事。天気予報と絡めた施策は何かできないか?水戸ホーリーホックが気象予報士さんと取り組みをしているのは良い事例だと思う。


スタジアム空間については、メインスタンド後段で応援団が太鼓を鳴らして応援していたけど、その席から離れていると中々太鼓に合わせて手拍子などはしにくいなと改めて。なので、応援グループの人員を各スタンドに配置したり、クラブスタッフを配置したり、とにかく扇動して手拍子するような人は必要だと思う。

もちろん、静かに観たい人もいるので手拍子の波が起こるきっかけとなる位置にだけ最低限配置できるとスタジアム全体で応援する波は広がるのかも。

あとは、応援の中心となるサポーターの人たちの交流の輪が大きくなれば自然と広がっていくと思うので、クラブの主導でない、または介入しないコミュニティはある方が良い。

サポーターが創る応援空間は、また行ってみようと思うきっかけとなる重要な要素。

試合

女子サッカーをこれから発展させていくためには、いくつかある応援されるポイントは何か、そして競合は何かを理解して運営していくことが必要だと思った。

サッカー以外のその他のエンタメも競合だし、男子サッカー自体も競合になり得る。

今日観たイメージでしかないけど、女子サッカーは技術もあって、クリーンな試合展開。男子サッカーよりも、基本的なセオリーで崩していけるシーンが多いように感じたので、育成年代のサッカー少年や少女にとっても良い教材にもなるのでは?と感じた。地域のサッカー少年団などは招待してコーチ含めて勉強会的なシートがあっても良い。

あえてエンタメ要素やダイナミックな興奮、応援空間の熱狂ではなく、試合に行って応援してみようというきっかけポイントを創るのは、地道なホームタウン活動やサッカー教室。
特に子どもたちは身近な優しいお姉さんという存在は、より親しみを持って応援してくれるので、今度開催される女子サッカー教室はとても良い取り組みになる。

また女子サッカーの競技人口も増え、バスケと同じように、学生時代にミニバスをやっていたからBリーグを観るという女性ファンが多いように、学生時代に女子サッカーをやっていて大人になりJリーグやWEリーグ・なでしこリーグのファンになる層も発掘していくタイミングだと思う。

会話の中から

スタジアムで横浜FCの試合にいつも来て頂くサポーターの方と会話をして、とても良い気付きがありました。

やっぱり、中にいる自分たちに抜け落ちている視点は話を聴かないと漏れてしまっているし、こちらも話すことで頭の整理できるのでめちゃくちゃ大事。

少しの時間でしたがすごく良い時間でした。
ありがとうございました。

ホームグロウン制度に伴う、アカデミーやジュニアユースの戦略的な受け皿の重要性。昔から引き継いできて存在しているアカデミーの育成基金のあり方や、その基金自体のソフト面の更新など。

グッズの利益構造の改善や、年間のグッズに対するストーリー設計。今は良いけど来年もこれで良いのか?という視点。

などなど、その他にも沢山ありますが話し足りませんでした(笑)

ありがとうございます。

長くなりましたが、久しぶりに運営じゃない立ち場でチケット買って試合を観て感じた気付き。

本当はリフレッシュするために何も考えずにただサッカー観戦しようと思ったのだけど無理でした(笑)

そしてシーガルズの選手・サポーターのみなさん、ホーム最終節お疲れ様でした。

#yokohamafc  #横浜FC #ニッパツ横浜FCシーガルズ #yfcseagulls #Jリーグ #WEリーグ #なでしこリーグ

よろしくお願いします🙇‍♂️