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2024シーズン振り返りと2025シーズンのこれから。

横浜FCでの6シーズン目が終了。
2019年に昇格して、2022年、2024年と3回目のJ1昇格。
(と同時に2021年、2023年2度の降格)

まずは横浜FCに関わる皆さん、J1昇格おめでとうございます。
今年も熱いサポートをありがとうございました。

2024年はポルトガル・UDオリヴェイレンセとのマルチクラブオーナーシップ(MCO)を中心でしたが、とにかく事業の立ち上げに対して自分自身の力不足も感じた年でした。

留学事業

2023年4月に立ち上げたオリヴェイレンセの留学事業。1月から、昨年のキーティングタイラーに続いて2人目の留学生が短期留学でオリヴェイレンセU-19に参加。

そしてこの12月にも短期留学生をオリヴェイレンセU-19で受け入れました。
次回は2025年3月にも留学生の受け入れを予定しています。

留学事業として、夏休みや冬休みを利用した短期留学生の数を増やすか、長期でプレーする留学生を獲得するか、2025年はもう少しターゲットを明確にアプローチをしていきいます。

クラウドファンディング

2023年から準備してきたMCOのクラウドファンディングは、元旦に発生した震災の影響を鑑みて延期とし、2月にスタート。

MCOに関する情報を日々活動報告として発信し、クラウドファンディングでは218名の方にご支援いただきました。ありがとうございました。

リターンアイテムも沢山企画しました。トレーナーやパーカー、トートバックなど質も良いので自分も愛用しています。

海外挑戦のパイオニアである奥寺康彦さんにもインタビューをし、コンテンツも同時並行でつくり情報発信。
また、横浜FCに所縁のある海外で活躍するOB選手(高丘陽平選手、斉藤光毅選手、小川航基選手など)からもメッセージをいただきました。

持てるオウンドメディアを活用し、プロモーションをしてきましたが実感値としてはまだまだMCOそのものへの関心が薄く、そしてまだ抽象的な部分も多いため、リアルにジブンゴト化しにくいという課題を抱えていました。

2月には、横浜FCのクラブメンバーと報道関係者向けのメディアブリーフィングで話したマルチクラブオーナーシップ(MCO)構想について、内容をより一般の方向けにも認知していただくためアウトプットしました。

日々の発信の中で、海外生活の長かった武田英二郎選手に協力してもらった全4回に渡るコラム。プロサッカー選手の視点で、日本と欧州のサッカーや文化の違いを書いてもらいました。

アカデミーのオリヴェイレンセ交流

3月に横浜FCジュニアユースが参加したポルトガルの「IBER CUP」。
その際オリヴェイレンセにも訪問し、オリヴェイレンセU-16と横浜FCジュニアユースとのトレーニングマッチも実施しました。

永田滉太朗選手の小学校訪問

ポルトガルリーグがオフの際には、小学校の総合学習の時間を活用し永田滉太朗選手がポルトガルでの生活や日本とのサッカーの違い、自身の夢や今後の目標を話してもらいました。

子どもたちが世界に目を向ける良い機会になりましたし、欧州にいる間にはできない新人研修の意味合いでも選手にとっても貴重なホームタウン活動の機会になったと思います。

留学生とのプロ契約

2023年の12月から留学生としてオリヴェイレンセU-19に参加していたキーティングタイラー選手。
留学生としてもう1年チャレンジする予定でしたが、トップチームの練習試合に急遽出場した際に監督から高く評価されプロ契約へ。

そして開幕からスタメンでポルトガルリーグにデビュー。
日本では無名の選手でしたが、まさに目の前に転がってきたチャンスを掴み取り、欧州でプロ選手になるという夢を叶えた瞬間でした。

フレンドリーパートナーシップ

オリヴェイレンセのフレンドリーパートナーシッププランを新設。
オフィシャルパートナーになって頂いている企業様への感謝は大前提に、日本企業がポルトガルのクラブにスポンサードすることへのハードルの高さがやはりあります。
その中で、欧州クラブのプロパティ等を最低限利用できる権益を設定し、スポーツスポンサーシップや同じ夢に共感していただける企業様のPRに少しでも活用していただけるプランとして用意しました。

DAZNでの配信

昨年に引き続き2024-25シーズンもDAZNでオリヴェイレンセの試合を配信していただいています。日本で唯一オリヴェイレンセの試合を観ることができるので本当に感謝しています。視聴者数を少しでも増やすことが今後のためにも必要で、ぜひ後追いでも良いのでオリヴェイレンセの試合を視聴してもらいたいです。無料枠で視聴できます。

専門誌『footballista』でのMCO掲載

テレビ東京『FOOT×BRAIN』出演

昨年MCOプロジェクトの話があった際に、広報戦略の大きな指標として位置づけていたのが「footballista」で紹介してもらうことと「FOOT×BRAIN」で取り扱ってもらうこと、この2つを明確に自分的に広報戦略の目標として活動していました。

欧州でプレーする日本人選手の市場価値

この夏に、永田滉太朗、キーティングタイラーに加えて横浜FCユースから高橋友矢、横浜FCから宮田和純が加わり4人の日本人選手がオリヴェイレンセでプレーすることになりました。

永田滉太朗(19歳)は今シーズンここまで11試合/637分出場し、275,000€(約4,400万円)の市場価値。キーティングタイラー(19歳)も8試合/392分出場し、200,000€(3,200万円)。高橋友矢(18歳)と宮田和純(23歳)も75,000€(約1,200万円)と、UEFAランキング上位のポルトガルリーグで試合に出場することの価値の高さの証明になります。

MCOドリームアクションサポーター

MCOドリームアクションサポーター制度、月額500円でオリヴェイレンセの日本人選手を支援するプログラムを立ち上げました。
異国の地で夢に向かってチャレンジする選手たちを直接支援します。
ぜひご参加をお願いします。

ホームゲームでのMCO露出

MCOのフットボール的な文脈だけでなく、文化的な入り口でポルトガルに関心をひくことでMCOへの興味も持ってもらうことを狙いました。

*2月24日 レノファ山口戦『ポルトガルマーケット』実施

*8月10日 V・ファーレン長崎戦『ポルトガルマーケット第2弾』実施

MCOのコラボグッズとワークショップも好評でした。

*9月21日 大分トリニータ戦『DAZN×MCOブース』実施

*10月12日 ヨコハマ・フットボール映画祭へ出展

HAMABLUEのオリヴェイレンセ3rd kit

MCOの2シーズン目として、横浜FCとのコラボを目指して3rdユニフォームでのデザインコラボ。オリヴェイレンセの3rdユニフォームは横浜FCのメインカラーのHAMABLUEに決定しました。

永田滉太朗が初ゴール

12月30日のマリティモ戦で、永田滉太朗選手がプロ入り後、欧州初ゴールを決めました。
本人にとっても大きな一歩ですが、このMCO、そして横浜FCにとっても大きな一歩。それくらい19歳でのこの初ゴールは大きな価値があると思います。

ホームタウン活動

地元でとれた食材を使ったお弁当開発企画の一環で、小学校でマーケティングの授業を行いました。

その他、小学生が作ったすごろく発表会にフリ丸と一緒に参加させていただいたり地域に横浜FCがあることの意義を感じられる瞬間でした。
いつも精力的に地域と接点をつくってくれているホームタウングループの活動の成果だと思います。

能登の復興ボランティア

2024年は元旦から能登半島の震災や、羽田空港での航空機事故など大変な1年のスタートに。新卒の化粧品会社時代に4年間過ごした石川・能登の震災は自分にとっても凄くショッキングな出来事で、お世話になった人たちも多く何か少しでもできることをしたいという想いがずっとありました。

まだまだ復旧段階で復興まで多くの時間がかかりそうな印象でしたが、明るく笑顔で振る舞う人たちと相手を気づかう能登で出会った人たちの変わらない姿にふれることができました。

少しでも早く復興に向かえるよう、来年も自分に出来ることを探していきたいと思います。

カネボウ化粧品時代にお世話になった能登の化粧品店を10年ぶりに訪問しました。

サッカー指導者

横浜FCの公休日が月曜日というのもあり、月曜日の夕方にはサッカースクールでコーチもするようになりました。また、クラブ主催の障がい者サッカー講習会にも参加。

自分は将来的に60歳になっても70歳くらいになってもサッカーに関わっていきたいと思っていて、ビジネスという面だけでなく、子どもたちにサッカーの普及を通じて関わるという経験も自分に蓄積したくて地元の子どもたちにサッカーを教えています。

色々なことがあった2024年。
マルチクラブオーナーシップ(MCO)という新たなチャレンジに関わらせていただいて夢中になって仕事をしたし、その中で自分にできる事や全然足りないと思う部分にも多く直面しました。
サッカー界でのキャリアの歩み方もぼんやりと考えることが多くなりました。

そして仕事が落ち着いたクリスマスから年末にかけては一気に体調不良が出て、もう若くないなと思いました(笑)健康にも気を付けて生活、仕事をしていこうと改めて。

本年もありがとうございました。
2025年もよろしくお願いします。

2025年は、2024年に新しくつくったベースや仕掛け中のものを中心に丁寧に実績を作り、グロース出来るようにしていきながら、継続して新しい仕掛けも出来る1年にしていきたいと思います。


毎年振り返っているこの記事。
案外、自分の業務とモチベーションの棚卸にもなるので良いです。


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松本 雄一
よろしくお願いします🙇‍♂️