週間レポート#2「8月5日の日経平均下落について」

もう1週間以上すぎてしまったが、8月5日に日経平均が暴落して世間は大騒ぎになった。(下落幅は1987年のブラックマンデー翌日を超える。)

それに伴い様々な意見や情報が世の中に流れた。


〝新NISA〟に関する話題も多く、その中に
・国が進めるものだから信用しない
・始めたての人は今回の暴落で大きな痛手
などの意見があった。 

また今回の出来事の発端と思われている、日銀の利上げに関しては、世間の声は賛否両論だった。 

それらを踏まえ、


???
新NISAってそういうのじゃなくない?
なんで今回の下落を受けて手放す人がいるんだ?
日銀利上げも、急ではあるけど悪いことではな無くない?どのへんが問題だったんだろう
てかそもそも今回の下落の背景はなんなんだ??


と思ったので、とりあえず今回の日経平均下落の背景を広く浅くまとめることにした。
以下はただの自由研究であり、出典元もどれがどれだったかとか忘れたし信憑性も確実じゃない。
(ほとんど1週間前くらいのスマートニュースの記事と、チャットGPTと、その辺にあるサイト記事とかを参照した。)


※まず、今回の日経平均下落は多面的因果の結果だから、これが原因だ!と言うのは変な気がした。
例えば日銀の追加利上げは、日経平均下落の直接的要因ではなく、ドル安円高の要因であり、日経平均下落からすれば間接的なものである。(同時に日経平均下落の直接的要因とする見方もある)
そして以下に、今回の下落の要因が何個か挙がるが、突き詰めていくとキリがないほど因果の連鎖になっているため、端折ったり私なりの認識のものになっている。
なのでちょっと浅いまとめになるかもしれない。(これだから多次元は難しい。。。)あと間違ったこと言ってるかもしれない。


日経平均暴落の流れ
①日本はずっと超低金利だった。
②情勢的には
・コロナ禍の世界的金融緩和、それに伴う世界的金あまり
・コロナの落ち着きと共に経済活動の盛り上がり
・ウクライナとロシア間の戦争、原料価格の高騰
・アメリカなどの利上げ
・中国経済不振、中国から日本へ資金流入、資産価格の上昇
・円安ドル高
③アメリカの失業率が市場予想を上回る、また非農業部門雇用者数の前月比は市場予想を大きく下回る。
よってアメリカは景気後退
④日銀の追加利上げ発表
⑤日本は円安から円高へ
⑥日経平均下落
⑦日経平均暴落

大まかにこのような流れ。次に補足。
〇④~⑥の詳細
日銀は短期金利(無担保コール翌日物レート)の誘導目標を0~0.1%から0.25%程に引き上げた。
もともと円安ドル高市場だったため、金利の低い日本円を元手に他通貨や資産に投資する〝円キャリー取引〟が盛んだった。
しかし追加利上げにより円の調達コストが上昇し、取引の巻き戻しが起きる。←レバレッジを利かせて投資しているから、僅かな金利上昇でも影響は大きく、持ち高を手じまい。
アメリカの景気悪化も踏まえ、円安から円高へと移行する(8月5日1ドル=141円)。
同時に日経平均下落。 

〇⑤~⑦の詳細
レバレッジを利かせて投資していた投資家は、投資する資産が大幅に値下がった際、担保として差し出している〝証拠金〟を追加で差し出す必要がある。
証拠金支払いのため、保有する別の資産を売ったり借り入れたりすることになる。
つまり別の資産の売却や値下がりを招いた。
また相場下落により、投資のために資金を借り入れで賄ってきた投資家は大きな損失であり、返済が儘ならなければ金融市場に危機が広がる可能性。
〝売り〟が〝売り〟を呼び値下がり幅が増幅される。

そして次にこれからの見込みである。
短期的には8月22日~24日開催の〝ジャクソンホール会議〟に注目である。

その後

見込み⑴株価上昇
これだけ市場が荒れたから日銀は追加利上げをしばらく留まる。円高で日本の輸出産業は競走し収益増加。
よって円安に戻り始め、国外へ輸出が促進され業績改善。投資家の信頼復活。

見込み⑵株価、、、
日本の利上げに対しアメリカの利下げ。円高は進み企業業績の先行き懸念。投資家の信頼戻らず。




まとめはこんな感じである。またこの#2を踏まえ新たに気になることも出来た。

・結局新NISAやiDeCoはどうなんだ
(というのも私は日本の経済はこれからも成長すると信じていて、緩やかにインフレを続けるはずである。例えば今回利上げと株価下落があったが、やがて賃金等もあがりそれに伴い消費が増えれば株価もあがる。となると短期的な下落上昇とかじゃなくて、長い目で見て資産運用していく方が賢い気がする。)
・ゼロ金利政策って結局良かったのか、期間の長さとか
・金利があることによる社会の影響はどうなんだろう

次週はこれらテーマでやるかもしれないし、飽きてたらやらないかもしれない。
次週はちゃんと週末にやる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?