【日本代表夢の跡】幻のWユウキシステムを見たかったでござる【ワイ氏のドリーム】
まだ日本代表ロスから抜けきれないので、妄想の話をさせてくれ。
○Wユウキシステムとは
河村と富樫が同時にコートに立つツーガード布陣をここでは「Wユウキシステム」と呼ぶ。
170cm前後のサイズのガードが二人並ぶので、ディフェンスは「ままままま」となるが、その分オフェンスの起点が二つできることでチャンスメイクがしやすくなる利点がある。
なお、このシステムは1回だけ実戦で導入されたことがある。2023年2月のVSバーレーン戦だ。
結果どうだったかというと、バーレーン相手にWユウキの時間帯は14-7のスコアでリードを広げていた。本人たちは露骨に戸惑っていながらも結果を出していた。
○河村頼みになったフランス戦八村離脱後の日本
日本は、フランス戦で八村離脱後、河村にすべてを任せてボールを預けてシュートを打たせていた。
その選択に異論はない。ワタナビもホーキンソンも体力の限界だったことを考えると河村に託すのが最も勝率が高かったと思う。実際、河村がスーパーな活躍をして4Q最後には4点リードする展開を作った。
ただその戦略は、相手に楽をさせていたことも事実だ。「河村で来る」ということがわかっているフランスは、河村のシュートを警戒し、ドライブへのヘルプを準備し、リバウンドのタイミングを計っているだけでよかった。
それは、時間が経つにつれて顕著になっていった。
日本がOTで勝つためには、予定調和を崩す「ジョーカー」が必要だった。
○富樫は「河村を頼らない」たった一人の男
そう「ジョーカー」とは、最警戒される河村をコートに残したままで、もう一つ富樫というチャンスメイカーを設ける「Wユウキシステム」だ。
なぜ富樫なのかというと、富樫は日本代表で唯一「河村を頼る習慣」が無いからだ。
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