初個展「一念三千」を終えて
いつも応援いただきありがとうございます。びねつです。
この度は原宿 デザインフェスタギャラリーにて行った展示「一念三千」が無事終わりました。お越しいただいた方々、いつも応援いただいている方々のおかげです。本当にありがとうございました。
今回の記事は展示の感想などを書いていきます。
※余談ですが、開催から3週間後の時点で展示していたミニキャンバス300点が完売しました。重ねてお礼申し上げます。(2023.05.16更新)
「一念三千」に込めた思い
今回の展示タイトルの「一念三千」ですが、いろいろ迷って、結局なんでそれにしたのか、どんな意味なのかなどほとんど語ってません。なので展示会場でお話した一部の方しか知らないものです。お越しいただけなかった方のためにもここで書きます。
今回は「たくさん迷って、その上で自らの手で選んでほしい」ということを思って「一念三千」という概念を取り入れました。
一念三千とは「一念(心の動き、迷い)に三千世界(あらゆる世界、宇宙)が宿る」といった教えです。仏教の教えでは「解脱(迷い、苦しみ、しがらみから脱すること)」が最終的な目標ですが、一念三千とはその始まりに位置するような教えです。
世界は私たちの認識によって作られるが、多くの人間は様々な執着や偏見、迷いでもって世界というものを不変で絶対的なものだと認識してしまう。それでは解脱から遠ざかるばかりなので、一念にもすべての世界が含まれており、一念が変わることですべての世界も変化することを教えとして解いています。解脱に至るために、偏った認識や執着、こだわりから脱することの大切さに気づかせてくれるのです。
今回の個展はざまざまな迷いが生じる環境でした。
個展に来ていただき、作品をお手に取っていただいた方はこれだけの迷いを脱して、自らの世界に私の作品を含めた世界を作っていただきました。
この展示は作家の一念、鑑賞者の一念、作品の一念が複雑に絡み合い、それぞれの一念が一致したからこそできたものです。皆様なくしては成立しませんでした。誠にありがとうございます。
あなたが迷いやしがらみから脱して手にとった作品が、輝きを失うことなくあなたの世界にあり続けるよう願っております。
SNSとイベントの絡みで感じたもの
SNS(主にTwitter)をみて、初めて私を知って展示を見に来てくださった方がたくさんいて驚きました。正直なところを言うとSNSの宣伝効果はすでにファンとなっている方に対してのみ発揮されるものかと思っていたので果てしなく以外で驚きました。積極的にSNSで宣伝していただいたデザフェスギャラリーのスタッフさんやフォロワーさんに感謝です。
今回の展示で感じたことを元に考え至ったことがあります。それはSNSでいいねやリツイートが全然つかない絵でも、ほしいと思ってわざわざ来てくれる人が一人でもいれば作品はお迎えいただけるということです。
これはかなりの創作者の救いになることです。ひとつの絵につきひとりのファンがついてくれたら、それはもう描く意味があるし、グッズにする意味もある、ということになるのかなと思います(もちろんたくさんのファンがいるに越したことはないですが)
今回の経験は日頃いかにSNSでのウケを気にして活動をしているのか気付かされる出来事でもありました。
このことも考えに含めて、「作品を望んでいる方の手に直接作品をお届けできる」ことは、少なくとも今の私にはこの事実だけでも十分創作を続ける力になると感じました。
引き続き、SNSでの数字に心を動かされるのは自分の人生を進む上でどれほどの意味があることなのか?目の前に見据えるべきは何なのか?など私の一念もまた新しい世界に繋がっていく予感を生んでいきます。
今後の活動にご期待ください。
今後の予定
5/5(金)コミティア144
東京ビッグサイト
5/26(金)~5/31(水)
マルイクリエイターズマーケット
新宿マルイANNEX
最後に
展示、めちゃくちゃ楽しかったです。来てくれた方ありがとうございました。行きたかったけど行けなかった方、またやるので次はよろしくお願いします。
次の個展は6月 or 7月に夏っぽい絵を描きまくってやります。場所は新宿か根津、吉祥寺らへん(未定)です。都内でやります。よろしくお願いします。
終わり
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普段は絵を描いてSNSで発信していますが、noteを通して言葉も発信していこうと考えています。今後も発信していくのでご興味あればフォローをお願いします。