急成長を遂げているBNGパートナーズの新規事業秘話―託された環境で独自の提供価値を考え抜く―
こんにちは😊
BNGパートナーズ コーポレートデザイン室です📣
コーポレートデザイン室では、コンサルタントへのインタビューを通して、
提供しているサービスやコンサルタントの仕事内容をご紹介していきます🌱
コロナを機に市場環境やこれまでの事業に大きな変化が起きる最中、多くの企業様においても新規事業・新たなキャッシュポイントの模索に注力されていることでしょう。
BNGパートナーズにおいても、主力のエグゼクティブサーチ事業に次ぐ第2の柱として、急成長を遂げている新規事業「タレントシェアリング」を展開しています。
今回は中途入社で新規事業を管掌している名取さんにインタビューを行いました。
名取拓哉/Natori Takuya
大学卒業後、東証一部(現プライム)の大手商社に入社
2018年 BNGパートナーズ中途入社(社長室配属)
BNGパートナーズの資産を活用した新規事業に尽力
2019年 執行役員就任(現任)
【📌タレントシェアリング事業部について】
Q:名取さんが管掌されている新規事業について教えてください
私が管掌しているタレントシェアリング事業では、自社で保有するエグゼクティブ層の人材の資産を活用して、クライアントのDXや新規事業開発といった新たな挑戦に対して、フリーランスの方をご紹介し、プロジェクト化したご提案を行っています。
クライアントの課題解決をするための人材のマッチング機能を中心に、目標設定や業務の要件定義、チーム内の役割分担などといったプロジェクトマネジメントを付加価値としたコンサルティング手法で独自のマーケットポジションを築いています。
Q:タレントシェアリング事業はどのような点でお客様に支持されているのでしょうか?
コロナ禍や労働に対する価値観の変化もあり、フリーランスや独立や起業する人がこの5年間で急増しましたが外部人材を登用することはクライアント側にとって導入ハードルが高く、またその成果にたいする不満も少なくありません。
エンジニア・デザイナーのように成果物が明確な職種においては、外部登用が浸透しつつありますが、成果物が明確でない職種においては成果が見えづらいという観点から導入ハードルが高くなっています。
当事業では、「着実なプロジェクトの前進、目標の達成に向けてどのように人材を活用するのか」というコンサルティング領域に提供価値を置いています。事前に定めたプロジェクト要件をもとに、着実なプロジェクトマネジメントのフォローを行うことで、外部人材の登用が初めてのクライアントでも安心してお任せいただけているのではないかと考えています。
【🗒️事業推進を行う中で見えてきた課題とその解決策】
Q:これまで事業を推進してきた中で、どのような苦労がありましたか?
一つ目に、「介在価値が何か」というところにとても苦労をしました。当社より規模の大きい競合が存在する中で、紹介機能の先にある貢献が何なのかという点に注視し、競合分析や市場の声をもとに、現在の提供価値に辿り着き、今後も磨いていかなくてはいけないと考えています。
二つ目に、「選択と集中」の考え方です。当社では多種多様なご経験を持つ候補者を抱えているため、事業立ち上げ当初は、人材の数だけ“解”が出せることを強みとして、“なんでもできる”という状態でマーケットに挑んでいましたが、“なんでもできる”ということは、“明確な強みがない”ことに等しく、一時、クライアントの第一想起を得られないという結果に苦しみました。その際に参考にしたのは、当社の主事業であるエグゼクティブサーチの戦略です。
ベンチャー・スタートアップ×経営幹部に特化した領域で知名度や実績を作りながら、事業成長を実現してきたため、得意分野をどう絞り込むのかを試行錯誤し、自社独自の提供価値に行き着きました。その結果として、昨年度対比142%という急成長を実現できたのではないかと考えています。
Q:新規事業開発の面白さとはどういったところにあると思いますか?
新規事業というのは、未だないものへの挑戦であり、変化の激しい市場に喰らいつくためにも常に学び、成長していかなくてはなりません。勿論、事業を作るうえで押さえておくべきフレームワークや戦略は理解していましたが、“知っていること”と“できること”は全く別物なのだと日々感じます。そんな中で自身の成長がクライアントへの貢献に繋がることや、学びを実践する場があり、成長環境に身を置けることは刺激的ですし、新規事業の醍醐味だと感じています。
Q:会社はどのように新規事業に向き合ってこられたのでしょうか?
事業が厳しい時・苦しい時に、信じてくれたこと、見守ってくれたことに感謝していることです。本来であれば、事業状況が芳しくないときには、経営層の介入があって然るべきですが、“名取に任す”と強く背中を押してくれたことや、既存事業が利益を支えてくれたことで責任感をもって取り組めることができました。好調な時に賞賛されるよりも、苦しい時に信じてくれたことがここまでやり抜くことができた要素として大きいものであったと思います。
【新規事業に挑む全ての方へ】
Q:最後に新規事業に挑む方々へアドバイスをお願いします。
私自身も挑戦の道半ばなので、大層なことはアドバイスできませんが、成果を導くためにできるだけ精緻な仮説思考と検証を粘り強く実行し続けることだと思います。まずは整理すべき課題が何か・目標はどう設定するか、仮説や調査のうえ、振り返れる状態まで設定してから、検証を行い、改善を重ねています。以前は、とりあえず思いついたらまずやってみる!と、行動力重視で動いた時もありましたが検証設計をしないままでは、得られるものが少なく、事業として前進しなかった苦い経験がありました。今は、考え抜いてから挑んでいるからこそ、実行部分で諦めずに、努力し続けられるのではないかと思います。
また、万能の天才などいないので、多くの人の力を借りることも大切です。私が事業の伸び悩みを抱えていた頃、事業戦略や営業企画が得意なメンバーが強みを発揮してサポートしてくれました。私一人では前進できなかったものが、施策としてカタチになり、ゴールまでの道筋の解像度が上がっていったのには驚きました。チームの役割・役職に捉われず、各自が貢献できる強みを見つけてからは、さらに事業が伸びているように思います。今も同様に役割・役職の垣根なく、それぞれが自分の強みにフォーカスした業務ができているので、今後も固定観念に捉われずいくことが、イノベーションを起こすうえで必要なことだと思います。
名取さん、本日はありがとうございました。
今後もタレントシェアリング事業の成長ストーリーから目が離せないですね。
更なる飛躍を期待しています!
いかがでしたでしょうか🌿
本記事を読んで、実際にコンサルタントの業務について、もっと詳しく聞きたいと思った方は、是非一度カジュアル面談しませんか❔