NBAのエグジット10契約とは?知っておくべき5つのポイント
今回は「エグジビット10契約」について解説します。
2017年の労使協定(CBA)で導入されたこの契約、チームと選手双方にとって重要な役割を果たしています。
最近だと河村勇輝選手はNBAのメンフィス・グリズリーズより「エグジビット10契約」のオファーを受け、チャレンジする決心をしましたね!
1. 基本的な仕組み
エグジビット10契約は、1年間の最低賃金で無保証の契約です。
エグジビット10契約に合意した選手はチームのトレーニングキャンプへの参加権を獲得します。
無保証なので、富永啓生選手のようにカットされる選手もいます。
※富永選手はインディアナ・ペイサーズのGリーグチーム、インディアナ・マッドアンツと契約が発表されました。
2. Gリーグでの所属権+ボーナス制度
この契約にはチームが選手のGリーグでの所属権が付与されます。
また、50,000~75,000ドルのボーナスが付くことがあります。
ただしこれには条件があり、チームのGリーグ傘下チームで60日以上所属する必要があります。
3. サマーリーグでの活用
エグジビット10契約は、サマーリーグでNBAチームやGリーグチームの枠を狙う選手たちにとって、大きなチャンスとなります。各チームは同時に最大6人までこの契約を結ぶことができます。
4. 契約の変更可能性
さらに柔軟性が高いのがこの契約の特徴です。
レギュラーシーズン開始前までにエグジビット10契約選手をツーウェイ契約に変更するかカットする決断がチームに求められます。その場合、ボーナスも保証されます。
5. 正規契約への道
もし選手がレギュラーシーズン開始後も15人枠のロースターに残った場合、その契約は標準的な最低保証契約に自動的に変更されます。
最後に
エグジビット10契約は、NBAチームに新たな才能を発掘する機会を与えると同時に、選手たちにもNBAでのキャリアを築くチャンスを提供してるんですね!
NBAの世界はますます複雑になっていきますが、このような新しい契約形態を理解することで、より深くリーグを楽しむことができるはずです。
河村勇輝選手、エグジビット10契約から2ウェイ契約おめでとうございます!次は本契約ですね!