見出し画像

NBAのエグジット10契約とは?知っておくべき5つのポイント

今回は「エグジビット10契約」について解説します。
2017年の労使協定(CBA)で導入されたこの契約、チームと選手双方にとって重要な役割を果たしています。

最近だと河村勇輝選手はNBAのメンフィス・グリズリーズより「エグジビット10契約」のオファーを受け、チャレンジする決心をしましたね!

1. 基本的な仕組み

エグジビット10契約は、1年間の最低賃金無保証の契約です。
エグジビット10契約に合意した選手はチームのトレーニングキャンプへの参加権を獲得します。

無保証なので、富永啓生選手のようにカットされる選手もいます。
※富永選手はインディアナ・ペイサーズのGリーグチーム、インディアナ・マッドアンツと契約が発表されました。

https://news.ntv.co.jp/category/sports/4baaa0eeab65429e95f18216e57afcb2

2. Gリーグでの所属権+ボーナス制度

この契約にはチームが選手のGリーグでの所属権が付与されます。

また、50,000~75,000ドルのボーナスが付くことがあります。
ただしこれには条件があり、チームのGリーグ傘下チームで60日以上所属する必要があります。

メンフィスのGリーグチーム、メンフィス・ハッスル時代の渡邊雄太
https://www.sportingnews.com/jp/nba/news/slc-mhu-20190220/1ccsbeg9dlfdt181f7rsvm542h

3. サマーリーグでの活用

エグジビット10契約は、サマーリーグでNBAチームやGリーグチームの枠を狙う選手たちにとって、大きなチャンスとなります。各チームは同時に最大6人までこの契約を結ぶことができます。

4. 契約の変更可能性

さらに柔軟性が高いのがこの契約の特徴です。
レギュラーシーズン開始前までにエグジビット10契約選手をツーウェイ契約に変更するかカットする決断がチームに求められます。その場合、ボーナスも保証されます。

https://www.onesports.ph/more-sports/article/25631/yuki-kawamura-earns-nba-two-way-contract-with-memphis-grizzlies

5. 正規契約への道

もし選手がレギュラーシーズン開始後も15人枠のロースターに残った場合、その契約は標準的な最低保証契約に自動的に変更されます。

ラプターズ時代に2ウェイ契約から本契約を勝ち取った渡邊雄太
https://www.hoopsrumors.com/2021/02/two-way-players-making-bids-for-promotions-3.html

最後に

エグジビット10契約は、NBAチームに新たな才能を発掘する機会を与えると同時に、選手たちにもNBAでのキャリアを築くチャンスを提供してるんですね!

NBAの世界はますます複雑になっていきますが、このような新しい契約形態を理解することで、より深くリーグを楽しむことができるはずです。

河村勇輝選手、エグジビット10契約から2ウェイ契約おめでとうございます!次は本契約ですね!

引用
https://sports.yahoo.com/exhibit-10-contract-nba-explaining-100803668.html?guccounter=1

https://b-corsairs.com/news/team_20240707_00/

https://www.instagram.com/p/DBDR5sytAiB/?img_index=1



いいなと思ったら応援しよう!