史上最大規模の兄弟喧嘩
2023.11.14(Tue)
ついにこの日がやってきた。
7/10に開催が発表され、厳しいチケット争奪戦の中、何とか掴み取ったステージ見切り席のチケットを握りしめて東京ドームに向かう。
2012年にThe BeginningでONE OK ROCKを好きになった。
MY FIRST STORYはたまたま聞いたラジオでHiroが出ていて、ONE OK ROCKの弟バンドとして紹介されていた流れで聴くようになったと思う。時期も多分2012年か2013年には好きになってる。
自分にとっては10年以上も応援してきた2組のバンドがついに対バンをすることになったということ。10年も応援してきたバンド同士が対バンする事実だけでもすごいのに、それぞれのボーカルは兄弟で、でも複雑な関係性である、そんなバンドが対バンをする。そんなの絶対に見たすぎる。というかこれは少年漫画の実写化すぎる。
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赤と青の炎をそれぞれ纏った2匹の鳥がスクリーンを舞う。
一瞬でTakaとHiroの関係を表していることが分かった。
正直この映像だけでも涙が出そうになっていたところに
Just give me a reason.…
大歓声とともに鳴り響く手拍子。
完全ホームとは言えない会場でこの一体感。
ONE OK ROCKというバンドのでかさを感じた。
それにしてもThe Beginning始まり気持ち良すぎる。
2曲目 Never Let This Go。この曲大好きだけど生で聴けることなんてないと思っていた。感情的で、この日この場所で聞くからこそ、まるでこれまでの2人の関係性を歌ったようにも捉えられる曲を演奏した。それだけONE OK ROCKもこの対バンに本気で向き合った結果だと思った。それにしても、リリースから10年以上経ってるしライブでも全然やってないのにすごい盛り上がりようだった。
Taka「史上最大規模の兄弟喧嘩!格の違いを見せにきた、しっかり見届けろよ!」
そして3曲目のNothing Helps。これはONE OK ROCKを知ってからずっと聞きたかった曲。短時間で色んなことが起こりすぎて意味がわからなかった。
とにかく叫んだしとにかく頭を振って体を揺らした。
4曲目のMake It Out Alive、さすがに王者すぎるし、でかい会場に似合いすぎる曲。
Taka「今日はONE OK ROCKである前に、兄としてあいつらに伝えたいことは全てセットリストに詰めたつもりです」
5曲目 C.h.a.o.s.m.y.t.h.
この曲は佐藤健とか親友たちに向けた曲であることは周知の事実であって、三浦春馬が亡くなったあとにあった配信ライブでやってからは、もうやることはないと思ってた。
でも、親友に向けて書いたはずのこの曲は、あの日あの場所で歌うことで、Hiroに向けた曲に聞こえてくるのだから不思議だなと思った。
6曲目 Wherever you areここでこれなんだと思ったけど、この曲も不思議とただのラブソングではなくて、完全にHiroに向けた曲にしか聞こえない。
しかも本当に大切に歌うんだよ。こんな兄貴好きになるしかない。憧れるしかない。
そしてRenegade→インスト→Deeper Deeper
久しぶりのDeeper Deeper やっぱり上がりますわ、最高。
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Taka「実はあいつに向けて書いた曲が1曲だけあります。
今まで一回もやったことないけど、今日この機会を逃したら一生やらないと思うので。」
突然の公式解釈と共に演奏された 7曲目 right by your side。完全に古参を泣かせにきてる。発売されてからずっと言われてきたけど、今まで一切触れることはなかった。
こんなん、泣く。泣くしかない。今もこれを書きながら泣いてるし。
この公式解釈がきてからまともにこの曲を聴けなくなった。気を抜いてると無意識に涙が出てくる。
この曲に関わらず、ほぼ英詞の歌詞の中に少しだけある日本語詞っていつもまっすぐな詞で大好きなんだよなあ。
Taka「まだまだいけますか!?」
待って無理無理。泣きすぎたし感情ぐちゃぐちゃになってんのに煽りながら未完成交響曲にいくのえぐいって。まだいろんなことが追い付いてない。
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Taka「どうですか?マイファスファンの皆さん
ONE OK ROCKもかっこいいでしょ
今日は兄としての立場と、ONE OK ROCKとしての立場があって、後者であれば、申し訳ないけど、俺らには勝てねえぞ?俺らも相当強えぞと。
VSなんてタイトルがついて、あいつらにとっての東京ドームは国立公園のようなものかもしれないけど、正直俺らにとっては地元の公園みたいなもんで。まあこれは冗談だけど。笑
俺も色々あったけど、あいつはもっと辛かったのかもしれない。
そんな中でよく此処まで来たなと思う事もあるわけです。だからこそ、今日はあいつらの敵は俺らじゃないってことを証明してほしい。本当に戦わなければいけないのは自分自身だと心の底から思ってるから。
あいつらはここに飛び級で来ちゃってるから、飛び級した東京ドームを清算しに、また戻って来なくちゃいけないんだよ。あいつらを応援しているファンと一緒に。少なくとも俺たちもそうやってきた。弟とはいえ、そんな甘い考えで東京ドームに立てると思われたらたまったもんじゃない。
でも、だからお願いです。
ワンオクファンの皆さん、マイファスファンの皆さん。
まあ本当に可愛い弟です。
クソ生意気でまだまだ未熟なあいつですけど、またあいつらが自分たちの力でここに立つときには応援してやってください。兄として言えることはこれ以上ありません。
もうあいつらと一緒になにかをすることはしばらくないでしょう。
兄として、ONE OK ROCKとして、見せられる背中をここに置いて帰ります。あと2曲!」
11曲目 We are。
やっぱりドームでやるWe areってすごい壮大に感じる。
そしてラストはやっぱり完全感覚Dreamer。正直もうやりたくないみたいなことを言ってた時もあったけど、やっぱり楽しいしこの曲の盛り上がりはすごいなっていつも思う。
ラストみんなで集まったところでTomoyaにあと1曲と合図するTaka。もうスティック投げちゃって、まじ??ほんとに??みたいな顔をするTomoyaめちゃくちゃ面白かった。
Taka「いつも2時間とかやるからこれだと物足りないんだよね、もう1曲やっていいですか!」
そして外周を走り抜けながらキミシダイ列車を歌うTaka。走りながら息も乱れずに歌えるのTakuya∞とあなたくらいしか知らないよ。
Taka「いいかお前ら!寛樹にも言っておくわ、人生なんてさ、これっぽちしかねえんだ!悔いなく生きろよ!!」
いつだってTakaの言葉はまっすぐで。言葉通りに生きている人たちはキラキラしていてかっこいい。
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正直こんなものを先に見てしまって、決してマイファスが劣っているとも思ってないけど、本当に大丈夫なのか?と心配になってしまうほどの圧巻なステージ。言葉通り格の違いを見せていた。
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そして始まったMY FIRST STORY。
1曲目 最終回STORY。
今回東京ドームに向かうまでの道中は、ウォークマンに入っているすべての曲のシャッフル再生で聴きながら移動していた。そんな中でたまたま最終回STORYが流れた。
1000曲くらい入ってるのにこのタイミングで流れてくるなんてこんな偶然もあるんだなあ。セトリに入りそうな曲ではあるけどどうなんだろうなと思いながら聴いていた。まさか1発目に聴けるとは。
この曲を聴くと初めてYou-TubeでMVを見たときをなんとなく思い出す。
最近はあんまりシャウトのある曲を出してない気がするけど、イントロのシャウトがめちゃくちゃ好きなんだよなあ。
決意のこもったこの曲を今日という日に見届けることができて本当に良かった。re:recとオリジナルを織り交ぜてる?のも良かった。
Hiro「おい!東京ドーム!今日はこの人生かけた下剋上を見してやるから、お前ら本気でかかってこいよ!!!!」
2曲目 ALONE。東京ドームでやるレスポンスってなんでこんなに楽しいんだろう。箱やホール、アリーナとは違う楽しさがある。
Hiro「もっとお前らの声を聞かせてくれ東京ドーム!!!!」
この2曲でああ、大丈夫だと思った。たとえこの会場にマイファスを知らない人が多くても、ワンオクのあとでも、しっかり自分たちの色に染めることができている。それだけで胸がいっぱいになった。
それに、ここ数年明らかに歌がうまくなっているのがすごくわかるし、もちろん元々のポテンシャルもあるだろうけど、決して遺伝的なものだけではなく、努力を積み重ねた結果今があると思ってる。本当にすごい。
3曲目のメリーゴーランド。
まさにこの日のために書き下ろされたともいえる曲。
ここの「勝ちたい」めちゃくちゃ気持ちこもってて良かった。
重低音を響かせ、疾走感のあるサウンドにこの歌詞。好きすぎる。
めちゃくちゃライブ化けした曲で最高に良かったけど、もうやらないのかな、、、。
4曲目 君のいない夜を越えて。当初から兄への恨み妬みのようなものを歌詞にしている曲は何曲かあるけど(むしろそれを原動力にここまでやってきていたように思う)、これはそうではなくて。
公式的解釈はないけど、あの日あの場所でやれたことに意味がある。
音楽でしか繋がれない、伝えられない家族だからこそ歌えてよかった。
伝わってるといいな。
Hiro「すごい景色ですね、、、圧倒されてます。
僕にとって今日という日は、バンドを始めた頃からの目標でもあり、そして何より夢でした。
2011年から始めて12年かかりました。
兄弟でバンドしていて、その2バンドが同じステージで、それも東京ドームで歌うってきっと誰にでもできることじゃなくて、僕らにしかできないことなんじゃないかなとずっと思ってました。この12年間本当にいろんなことがあって、何度も兄のことを妬んで僻んで、そして同時に心のどこかで憧れ続けてきました。自ら何度も何度も今日という日を遠ざけようとしてきたけど、ようやく今日という日を迎えることができました。
7年前、みんなとした約束は果たせてないけど
去年の武道館でバカな弟の願いを受け入れてくれた兄に、そしてONE OK ROCKに心から感謝しています。
もはや何が勝ち負けなのか自分でももうよく分かりませんが、せめて自分だけには負けたくない。この兄弟喧嘩、気を使うつもりも手を抜くつもりも一切ありません。
今日は全力で勝ちに行きたいと思います!」
アンダーグラウンド→東京ミッドナイト
東京ミッドナイト好きすぎる~!めちゃくちゃ踊れるダンスミュージック!
楽しすぎる!モニターの演出もおしゃれだったなあ
これはさすがに全員ファンになったでしょ。良すぎた。
あと、このあたり、有名曲で勝負とかでなくて、しっかり今のMY FIRST STORYを見せてるの良かったなあ。
MY FIRST STORYだってめちゃくちゃかっこいいんだよ。
7曲目 PARADOX
そうだよ😭
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Hiro「今日のために生まれてきたと言っても過言ではないくらいの日だ!」
8曲目 虚言NEUROSE
この曲聴くと、狂ったように赤盤を聴いていた当時のことを思い出す。
かっけえなあ。
ACCIDENT→I'm mess
ここ数年のマイファスの楽曲はこういうロックサウンドだけどおしゃれなのれるものが増えてきてるなと個人的には思っていて。でもそれがめちゃくちゃ好きなやつで。たくさん踊れて楽しかった~!
11曲目 MONSTER
たしかMONSTERだと思うけど、めちゃくちゃ炎で出たし、スタンド2階席なのに熱を感じた。ドームの炎演出すげえ。炎の演出なんてなんぼあってもいいですからね。
あとこの曲はレスポンスがめちゃくちゃ楽しい!虚言NEUROSEからボルテージがどんどん上がってる感じがして、MONSTERめちゃくちゃ楽しかった!
これもかなりドーム化けする、最高!!
モノクロエフェクター→REVIER→不可逆リプレイス
クライマックスに向けて畳みかけるような構成、めちゃくちゃよかった。
正直マイファスパートはヘドバンしたり踊ったり叫んだりであんまり記憶がない。
それにしても赤盤大好き人間なので、ドームのモノクロエフェクター楽しかったなあ。レスポンスとか全部。
あと、ワンオクにはないマイファスのかっこいい部分ってHiroの畳みかけるラップ詞だと思うんだけど、ここが全部本当にかっこよかった。たまらん。
あと、何度も何度も東京ドームと叫んで、本当に楽しそうに歌っている姿が印象的だった。
ラストはHome。
さすがにもうイントロから涙が出た。絶対に歌うだろうと思っていても、この状況で泣かない事なんてできない。この曲ももうまともに聞けません。勘弁して、、。
Hiro「必ず、今度は僕たちだけで戻ってきます。だからその時まで応援よろしくお願いします。」
ずっと目標に、夢にしてきたことが1つ叶って、
やっとこれでMY FIRST STORYの第1章が終わったんだって思った。
"僕の"物語じゃなくて"僕たち"の物語が始まっていくんだなあ。
ここまで長ったけど、全てをさらけ出して、何より、しっかりと
「憧れていた」これを聞けただけでも嬉しかった。
絶対にまた戻ってこよう
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照明が落ち、アンコール、、、あんの、、?みたいな空気が一瞬あったと思ったら突然スクリーンに2組のリハーサル映像が流れる。特に2組の楽器隊同士が会話しているのなんて見たことない。最後にはTakaとHiroの握手とハグするシーンが流れる。何これ??って思ってたら、ステージに2台のドラムが運び込まれ、会場には歓声が上がる。そして2組全員が出てくる。
そしてそれぞれスタンドマイクでNobody'sHomeを交互に歌う。
「思い出せば僕の背中を あの時も強く押してくれてたんだね」を間違えたHiroかわいすぎたな
まああそこ曖昧になるのなんか分かるけど笑
あと記憶ないけど、「目には見えないもので必ず 僕ら生きてる限り 繋がってるから」のところでTakaがHiroの胸を叩いてたというレポをみて、後日また涙しました。
何より歌割りがよかったし、最後の「心から愛してるよありがとう」は二人で歌う予定だったのかな。でも結局Takaは歌うのをやめて、まっすぐHiroをみて微笑みながら聞いていて。しかも涙目で。
そのあと両腕でハグしに行くHiroは可愛すぎたし、それを片腕で受け止めるTakaはやっぱり兄貴で。
Hiroなんて本当にさあ、、、。
今までのことはまるで嘘みたいじゃん。
でも本当はこういうふうにしたかったんだよね。
あの瞬間だけ時が戻ったように見えた。
いやいや、え、こんなの涙なしでは見れないんですけど!?
周りで泣いてそうな人全然いなかったけど、1人でめちゃくちゃ泣きました。
ありがとうONE OK ROCK
ありがとうMY FIRST STORY
Taka「本当に贅沢なやつです。でもうちら家族はずっとバラバラで。音楽でしか繋がることができなかったから。
マイファスファンの方の気持ちもしっかり伝わってきました。これからもMY FIRST STORYを応援よろしくお願いします!」
ア、アニキ~!!!
なんか結局ずっとTakaは兄貴すぎたし、Nobody's Homeを無事に歌い終えたHiroはそこから今まで隠していたお兄ちゃんへの愛が止まらな過ぎてずっっっっっっっっと弟の顔してて、、、
集合写真の時のHiroなんかずっとTakaの真似しちゃってさ、、
本当にあんたって人はかわいい末っ子だよ。
森内家の末っ子ってだけじゃない、ONE OK ROCKにとってもMY FIRST STORYにとっても可愛い末っ子。
写真を見ても2組の楽器隊みんな保護者の顔してて良かった。
インスタでワンオク側から出された寛樹少年エピも全て良かった。ありがとうございます。
あと、Takaが微笑みながらHiroが歌っているのを見ている写真の破壊力といったら言葉じゃ表せない。
Takaもなんだかんだいって弟が大好きなんだなってことが全体を通しても伝わってきた。
森内兄弟最強!!!!!大好き!!!!!
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今回本当に行けて良かった
こんな歴史的瞬間に立ち会えたこと、すごく嬉しいです
これからもMY FIRST STORY、ONE OK ROCKを
応援し続けます
心から愛してるよ ありがとう
※MC部分は自分の記憶と、SNS等のレポを参考にしています。