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カナケン発くるりと世界旅行

昨夜は神奈川県民ホールで「くるり ホールツアー2025 Quruli Voyage 〜くるりと弦楽四重奏〜」を観てきました(セトリ、若干のネタバレあります)。

ああ、横浜まで行って良かった。本当に良かった。くるり、メジャーヒットしか知らなかったし、どちらかというとロック寄りだし、今まであまり積極的には聴いてこなかったのですが、tiny desk concerts JAPANで観てから、虜になってしまいました。

岸田さんって、どえらい詩人ですね。そして歌が上手い。ギターも上手い。ベースの佐藤さん、トークも(!)上手でびっくり。

今回のツアー、ストリングスカルテットとともに、くるりが水先案内としてオーディエンスを世界旅行に誘うロードムービー的コンセプト。もともと世界各地で音楽制作してきたくるり。旅先の音楽をエッセンスとして器用に取り入れて楽曲を書いてきているんですね。

今回、セトリをXから拾ってきてプレイリスト作って予習充分で挑みました。NHKの番組「ファミリーヒストリー」(余談: ギバちゃんのファミリーヒストリー、2回の再放送含めて3回とも呼吸困難になるくらい泣きました)のエンディングテーマ、”Remember Me”は生で聴けて感無量。”京都の大学生”、”Time”の流れは最高でした。この二曲、本編続編の関係性なのね。わたし、”Time”が一番好きな曲なので、ここは号泣ポイント(この曲、テンポ的にも歌詞的にも”When I’m Sixty‐Four”を彷彿とさせます。フレンチテイストだけど。)。”Liberty & Gravity”も良かった、”ジュビリー”も、もちろん良かった。でも、でも、やっぱりくるりの最高の名曲は”ブレーメン”ですよね。タイトルのせいか、初めは童話か御伽話のようなイメージを抱く歌詞はよく聴くと反戦を謳っていて、何よりも、何なんですか、あの天高く駆け昇っていくかのような壮大なアウトロは。あんな曲、唯一無二ですよ。恐るべし。

くるり、来年結成30周年とのこと。活動を30年間分遡っていくのも、きっと楽しい。今夜のライブをきっかけにして、これからの年月を彼等の音楽と共に歩んで行けるのは幸せなことだなあと思いながら横浜を後にしたのでした。

#くるり
#QuruliVoyage

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