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地域開発において乗り越えるべき種々の課題:調整コストと時間軸について#3-9

ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社は、人々のあたらしい暮らしを支える産業と社会システムを創造する事業創造ファームです。本マガジンでは、「つながりと物語をはぐくむ地域のつくりかた」に焦点を当て、知見をお届けいたします。

地域開発に関係する各アクターの調整コストについて考える

地域において考慮するべきは、企業以上にさまざまな人が住んでおり、関与しているという点である。この ことをはじめから考慮していなければ、地域開発をする上で、膨大なコストになる。 統合的なコンセプトに合わせて、各ステークホルダーが連携して開発していく必要があるが、それぞれ時間 軸および関心の範囲が異なるため、調整がかなり難しい。 今の時点で私たちが理解できている範囲にはなるが、関係者ごとの期待値や普段物事を考える時間軸について明記しておきたい。

  • 市長:市長選に勝つことが最重要。最大多数の最大幸福。故に母集団の多い年齢層(老人)優先とな る

  • 地域の主幹企業:域内の収入を増やし、民度を上げる。そうしないと域内での消費が増えない。

  • 市民:暮らしやすさの向上。子育てや介護など各家族で対応できない部分の権利を主張する。

  • 行政:期初に確定した予算配分について滞りなく消化する。問題を起こさない。秩序を保つ

(次回へ続く)


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