関係経済に基づく時間年金制度とは#3-7
時間年金制度とは
時間年金で構築したいのは、若年層時代に行ったボランティアの時間分だけ介護が受けられる仕組みのことである。例えば、高校生の時に10時間の介護ボランティアを行なった場合、老後自身が、介護が必要となった際に、同等の時間介護が受けられる。
この仕組みによって、介護に必要な費用を一部ボランティアで補填することができ、かつ介護需要自体も抑制することができる。膨大な社会保障費をボランティアによって削減しながら、介護を受けることができる。また、ボランティアから介護を受けるまでの期間が数十年間あることから、この期間で技術革新が進み、1 時間あたりに受けられるサービスの量が向上する。これによって時間に対する利子をつけることができる。
(次回へ続く)