地域内での連帯感を高め、かつ消費を活性化させる経済とは#3-3
記帳経済
記帳経済とは、「つけ払い」のことである。地域で生活する人たちは連帯感を高め、かつ地域内での消費の割合を高めるため、やりとり記帳のみ行い、なるべく精算しない。 年金などから天引きする形式を用いることが効果的である。このような運用にすることで、互いの信用がト ラッキングされ、取引の無駄がなくなり、地域の商店を利用したら買い物やボランティアなどに対しポイント を付与したり、一部還元したりするような動きをとることで、域内資本の小売店での消費を促し、また、相互 扶助を促進することで、地域での社会福祉にかかる予算を抑えることもできる。 記帳経済を導入し予定通り後払いがなされるのか疑問に思う方もおられるかもしれないが、この点は「村八分」という言葉に代表される地域の相互監視をうまく活用することで、また年金や給与からの天引きによっ て自動的に支払いをさせる仕組みを導入することで、未払いリスクを下げることが可能である。
(次回へ続く)
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