うんち、と8回叫んでる。

赤ちゃんのお世話の醍醐味は
お食事と、うんちの処理にある。
と勝手に思っている。
でもって、それらの対応難易度は、RPGをすすめているかのように、月齢にあわせてうまくレベルアップされていく。

離乳食がはじまるまでは、ミルクしか飲まない、赤ちゃん。そんな赤ちゃんのうんちは、清潔で、においも強くなく、まるでただの発酵食品のようだ。通称「ミルクうんち」と呼ばれるそれは、ママたちに、これから数年間をかけてクリアされる、"我が子のシモの世話ゲーム"の、レベル1、いや、チュートリアル程度の不快感しかあたえない。

やがて半年もすると、離乳食がはじまり、ミルクだけ飲んでいた頃の「ミルクうんち」とは異質な、「オトナうんち」をするようになる。まさにうちのコはいまこのステージにおり、今日はじめて、立派な「オトナうんち」を、オムツのなかにコロンと排していた。これまでは、液状なために漏ればかりを気にしていた我が子の排泄物だが、これからは、漏れの心配と引き換えに、においの心配がでてきてしまった。とはいえまだまだ、赤ちゃんのそれは、大人のそれとは比べようもないくらい、ソフトでミルキーな臭気を放つだけである。ぐわっ!と思わず鼻をつまんでしまうような気持ち悪さは微塵もない。育児をしていると、ふとした瞬間に、このような赤ちゃんならではのフレッシュさに驚かされる。

思い返せば、新生児の頃は、よくミルクを吐いていた。ちょっとげっぷが出ないだけで、ぼぇえー!ちょっと飲み過ぎただけで、ぼぇえー!!アルコールを覚えたての大学生みたいに、飲むたび、吐きまくっていた。ママが黒いトップスを着ているときに限っていつもより豪快に、ぼぇえー!と白いものを吐いてくれていた。その頃は、吐くものも、うんちも、ほとんど変わらなかった。口から出るものも、おしりからでるものも、ほぼ同じ。どちらも、ミルクが発酵した、ただのヨーグルトなのである。その頃は、愛を込めて、我が子を「ヨーグルトメーカーさん」と呼んでいた。吐いても、「ヨーグルトメーカーさん、今日もお仕事ごくろうさまです。新鮮なホカホカヨーグルトがつくれましたね。」と思えば、どんなに吐かれようが汚されようが、なんにも辛いことはないのである。

で、いまやいっちょまえにおかゆや野菜、果物を食べるようになった7ヶ月の我が子。そんな彼に最近つけたあだ名は「高菜メーカーさん」。おわかりだろうか?葉っぱものを食べると、夕方には、発酵した葉っぱ、つまり高菜漬けがでてくるのである。はじめてそれを発見したときは、ちょっとした感動があった。葉っぱが発酵すると、確かにお漬物になるもんね、と。

で、離乳食をすこしずつすすめるいまの楽しみは、「これを食べると何になってでてくるのか?!」を考えること。化学の実験のようで、とても楽しい。かつ、シモの世話がまったく苦にならない。むしろ、実験結果を早く見たい、と、「オトナうんち」のおでましを待ち望むくらいに。

まだいまのところ、小松菜が高菜漬けになることしか発見できていないけれど、また明日も新しい食材で発酵食品をつくるのが楽しみ。オムツ替え、ってワクワクするよ!I'm looking forward to meet your うんち,baby!!

#育児 #赤ちゃん

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