GEZANという神様がステージにいた日
2024/07/02
27日に読んだきらさんの「ころがるいきもの」でGEZANの名前が出てきて、そろそろチケット取らないとなあと思いつつ、そこから1日か2日経ってやっとチケットを取ったZeppダイバーシティでのGEZANとZAZEN BOYSの対バン、衝撃だった、GEZANは音楽を操る神様だった、こんな世の中はおかしい、神様がここにいるのはおかしい、異世界だった、こんな世界を見せられたら自分の足りなさが明確になって、この人だけいれば世界は成り立つ気がして、なにかに対する欲望も憧れだけで終わらせられてしまう、イヤホンを通した世界でさえも圧倒されて頭が痛く苦しくなるほどだったのに異次元だった、この瞬間だけ世界からZeppダイバーシティは孤立してここだけの世界になっていた、天才なんかではこと足りない、神様だった、彼がいることで世界は成り立つ、でもそれを観る人がいないとそれは世界ではないよな、凄すぎる、すごい体験をした
メンバーがステージに出てきたとき、一方を向いているたくさんの赤い照明と、赤いミラーボールと、メンバーの赤い衣装と、マヒトくんの赤い帽子が異世界で、下手で観ていたけど右手に向かって照明がついていたから下手にいてよかった、始まる前はずっと緊張や初めて観るものの怖さ、居心地の悪さに怯えてずっと逃げ出したくて苦しかったけど逃げなくてよかった、全部観たからこそ世界がおかしいことに気づけた、おかしすぎる、ずっと怖かったけどきてよかった、来るべきだった
たった4人しかいないのにどうしてあんなにいろんな音が出せるの、もちろん電子を使って様々な音を出していることはわかる、それにしてもマヒトくんから出る声の種類の多さに、ベースがベースなのに曲によって三線のように聞こえていたこと、楽器隊が完全にマヒトくんに合わせられていて寸分の狂いもなかったこと、ライブってその瞬間を使っているからどうしてもズレが生じるものだと思っていたしそれも仕方のないことだと思ってた、認識が覆された
この世界を知らずに成り立ってた自分の世界が怖い、バンドだけではまとめられないおかしさ、やっぱり世界なんだよ
知らない世界に足を踏み入れることの怖さを身をもって体感できた、けど怖がるなんて勿体無いと思うほどに素晴らしい世界だった、メンバーはあんなおチャラけた人達なのに演奏がプロすぎる、「息を合わせる」NO常軌を逸してる、長年やってるからなのかプロ集団だからなせる技なのか、成り立っているのがおかしい、どうしてそこのタイミングを合わせられるの、天才集団すぎる
今日、キネマ倶楽部でドレスコーズがライブをやってた、ライブ情報を知った時にはすでにチケットがなかったから迷わずZeppのチケットを取ったけれど、ドレスコーズのライブもとても行きたかった、行くべきセトリだった、10年前のアルバムからこんなに贅沢に曲を聴けることが奇跡なんだけど、ドレスコーズの定番を盛り合わせたようなセトリをしていて初めて観るに最もふさわしいセトリだったと思う、好きな人の携帯で何度も志磨遼平が歌う姿を見てきたから、どうしても観たい気持ちが高まってしまった、うー
帰り道は上げてくれたプレイリストをかけながら帰った、1のアルバムには特に大好きな曲が詰まっているので、Lilyを聴けた行った人たちが本当に羨ましい、GEZANも異世界にあてられちゃって喋れない、他のライブへの欲がなくなるほどによかった、どちらも本当に行きたかった、「愛に気をつけてね」で愛を履き違えるなといかり、威嚇し続ける志磨遼平を観たかった、見るべきものがあるから目が2つあるのに体はひとつしかない、悔しい
本当に今日のドレスコーズを聴けなかったことは人生においての後悔、GEZANの野音チケットが手元にないことも後悔
愛や世界平和を歌う音楽が好きでよかった
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