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[NFL]各チームオフェンスのスキルポジションはどうなってる?NFC編_2024年10週目付近

というわけでNFC編です。
AFC編はこちら

ダラス・カウボーイズ(3勝で地区3位)

誤算という言葉はこのためにあるのかと思わされるくらいの状態。
苦闘を続けていたQBダック・プレスコットもついにケガで離脱してしまいました。
代わって先発QBはクーパー・ラッシュ。RBは出戻りのベテランエゼキエルとリコ・ダウドルが変わらず務めていますが、もともと評価の高いデプスではありませんでした。
WRはエースのシーディー・ラムとジェイレン・トルバート。期待していたブランディン・クックスは離脱済みです。

ニューヨーク・ジャイアンツ(2勝で地区最下位)

こちらは大方の予想通りの低迷。
QBはダニエル・ジョーンズで変わらず。RBは新加入のデビン・シングレタリーよりも新人のタイロン・トレイシー・ジュニアが重用されている印象。
WRは新エースのマリク・ネイバーズが気を吐いているものの、ジェイリン・ハイアット、ウォンデール・ロビンソンはやはり迫力に欠けるユニットだという評価です。

フィラデルフィア・イーグルズ(7勝で地区1位)

QBにジェイレン・ハーツ、RBは新加入のセイクオン・バークリー、WRはデボンタ・スミスにAJブラウン、ジェイハン・ドットソン。
現在開幕と変わらぬ鉄壁のメンバーが活躍し続けています。

ワシントン・コマンダーズ(7勝で地区2位)

ここはダラスの位置じゃないの?というところにいるのがワシントン。逆にダラスのここまでの戦績はちょうどワシントンがそうではないかと予想されていました。つまり良いほうの誤算。
QBはドラフト全体2位のジェイデン・ダニエルズ。目下新人王街道まっしぐら。
RBはオースティン・エケラーですが、もうひとりのエースブライアン・ロビンソンが離脱してしまいました。
WRは激しく入れ替わっており、テリー・マクローリン、ダイアミ・ブラウン、オラミド・ザカイアスのトリオはマクローリン、ノア・ブラウン、そして新星のルーク・マキャフリーがトリオを結成。
中間予想で地区優勝候補に挙げる人も多いのですが、オフェンスラインのケガの多さが気になります。特に左Tを務める人材がいません。

シカゴ・ベアーズ(4勝で地区最下位)

悪くないのですがすっかり「ダニエルズのほうが上」という格付けになっちゃった10年にひとりの逸材ケイレブ・ウィリアムズがエースQB。
RBはディアンドレ・スウィフト、WRはDJムーア、キーナン・アレンにローム・オダンゼ。
確かに地区最下位なのですが、ここまで4勝というのは大健闘だと思います。こうやってスキルポジションの選手を並べると素晴らしい選手が多いですもんね。

デトロイト・ライオンズ(8勝で地区首位)

強いチームがそろうNFC北地区で頭一つ抜けているデトロイト。ディフェンスも含めてこれだけ主力にケガ人が多いのにまだ手抜きをして勝ちつづけています。頭おかしい。
QBは逆襲のゴフ。この人はスーパーボウル出場経験もあるし元全体1位だし大きなけがもなく試合に出続けているのに、そして勝ち続けているのにいつまで逆襲を続けるつもりなのでしょうか。
RBはジャーマイア・ギブスとデイビッド・モンゴメリ。
WRはアモン=ラ・セントブラウンとジェイムソン・ウィリアムズが健在。

グリーンベイ・パッカーズ(6勝で地区3位)

開幕戦でケガを負ったエースQBのジョーダン・ラブが留守を守ったマリク・ウィリスに代わってアンダーセンターに戻ってきています。
RBのジョシュ・ジェイコブズは期待通りの活躍を見せエースの座を揺るぎないものにしています。
WRトリオのジェイデン・リード、クリスチャン・ワトソン、ロメオ・ダブスも安定。

ミネソタ・バイキングス(7勝で地区2位)

旋風を巻き起こしているこのチーム。QBはサム・ダーノルドで変わらずですが、もともとこの人ゴールデンルーキーのJJマッカーシーの代役でした。
RBは新加入エースのアーロン・ジョーンズに加え、キャム・エイカーズも加わり層が厚くなってます。
WRはスーパーエースのジャスティン・ジェファーソンが相変わらずの活躍。2年目ジョーダン・アディソンと3年目ジェイレン・ネイラーも順調です。

アトランタ・ファルコンズ(6勝で地区首位)

QBカーク・カズンズはここまで順調。ようやく間に合ったムードだった開幕戦から一貫して彼らしい成果を残しています。
RBバイジャン・ロビンソンも本格化って言うんでしょうか?この地区を代表するランニングバックに。
WRも開幕から順調です。エースのドレイク・ロンドンに、ど根性男のダーネル・ムーニー、謎の男レイレイ・マクラウドど個性豊かなメンバー。

カロライナ・パンサーズ(3勝で地区最下位)

開幕スタメンを務めたブライス・ヤングが一度外された後先発に戻っています。
怪我人続出のRBですがエースのチュバ・ハバードはここまで無事。
WRはタンクモード突入を受け、ディオンタエ・ジョンソンが流出しましたが、現エースのアダム・シーレンと未来のエースのゼイビア・レゲットは健在です。

ニューオーリンズ・セインツ(3勝で地区3位)

開幕から強い勝ち方をしていたのですが気がつくとカロライナがすぐ背後に。。
QBはデレック・カー、RBはアルビン・カマーラというベテランが頑張っているのですが、、、WRがひどいことに。
ラシド・シャヒードとクリス・オレイブはともにシーズンエンド。ATペリーは他チームへ流出。押し出されるようにエースになったベテランのシードリック・ウィルソンもケガで離脱。残ってるのはどちら様でしたっけ?というような未知数の選手たち。
マルケス・バルデス=スキャントリングが来てくれたのでまあどうにかこうにかですが、まあどうにかこうにかってレベルでしかない匂いがプンプンしてます。
なんか未来への期待がないわけではない分カロライナのほうがいくらかマシにもおもえますね。。。

タンパベイ・バッカニアーズ(4勝で地区2位)

QBは逆境が似合う男ベイカー・メイフィールドが変わらず君臨。
RBはラチャード・ホワイトと期待のバッキー・アービング。
WRはちょっとだけ困った感じになっていて、早々とクリス・ガドウィンが離脱したかと思えば相棒のマイク・エバンズもケガで離脱。ルーキーのジェイレン・マクミランこそ残ってますが、まだまだ勉強中といった雰囲気。
PSから何人か上げて急場をしのいでますが、果たしてどうかといった感じです。

アリゾナ・カーディナルズ(6勝で地区首位)

絶好調アリゾナ。QBは今年は出遅れも途中退場もしていない元全体1位のカイラー・マレー。
RBはジェイムズ・コナーが頑張ってます。
WRはマービン・ハリソン・ジュニアが早くも貫禄を見せつけている感じ。マイケル・ウィルソンとグレッグ・ドーチも派手さはないながらもレギュラーの座を守り続けてます。
怪我人が少ないわけではないんですよね。
オフェンスラインは表面が削り取られるようにデプスが薄くなっていってますし、キッカーのマット・プレイターの離脱はこれからのシーズンをどうしのぐかを考えるとちょっとシャレにならないです。

ロスアンジェルス・ラムズ(4勝で地区3位)

QBスタフォード、RBカイレン・ウィリアムズ、WRクーパー・カップ、プーカ・ナクア、デマーカス・ロビンソンという陣容は開幕戦も今も変わりません。
が、このうちカップとナクアは長く離脱してました。やっと戻ってきてさあこれからってとこでしょうか。

サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ(5勝で地区2位)

QBブロック・パーディーは格安契約ながら開幕戦から頑張ってます。
RBはジョーダン・メイソンが立派に代役エースを務め上げたあと、マッデンの呪いを克服したクリスチャン・マキャフリーがついに復帰。
WRも混沌としてて、ルーキーのリッキー・ピアソルが事件に巻き込まれて開幕スタートできなかったあと、アイユークがケガで離脱、その代役のクリス・コンリーも離脱。
ディーボ・サミュエルとスーパーサブのジョーアン・ジェニングズが不動のスタメンとして引っ張っていくという状況が続きました。
ピアソルが戻ってきたことで、ディーボ、ピアソル、ジェニングズのトリオで巻き返しを図ります。

シアトル・シーホークス(4勝で地区最下位)

地区最下位ではありますが、他の地区の最下位とはちょっとのりが違いますね。上から4番目の順位ってイメージです。
QBは「ダーノルドの先輩」ジーノ・スミスが変わらずエース。
RBはケネス・ウォーカー3世がやはり開幕からエースの座に君臨。
WRトリオはロケット&メトカーフのベテランコンビ(メトカーフもいつの間にやらベテランです)についにブレイクを果たしたジャクソン・スミス=ジグバという陣容でしたが、ここにきてメトカーフが負傷。すぐに戻って来るらしいとは言え、穴が埋まらないことが露呈してしまいました。


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