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[NFL]2024プレシーズン1週目+HOF_QBたちのパススタッツ振り返り
プレシーズンゲームが始まってます。
HOFゲームと1週目ゲームで約90人のQBが登場していますが、そのリザルトを見ながらあーだこーだ言おうと思います。
ほんとはレイティングで比較したかったのですが、なんだか有料みたいでしたのでのぺっとした数字だけで比較してます。
不動のエースクラス
ここまでで登場しているエース確定クラスのQBは11人です。
ジョシュ・アレン、ケイレブ・ウィリアムズ、ジョー・バロウ、ジョーダン・ラブ、CJストラウド、アンソニー・リチャードソン、トレバー・ローレンス、パトリック・マホームズ、デレック・カー、ウィル・リービス、そしてジェイデン・ダニエルズ。
エース確定ですので顔見世的なというかエクササイズ程度というかそういう感じの出場にとどまっています。
5回以上のパスアテンプトがあったのはウィリアムズ、バロウ、カー、リービスの4人。
バロウは5/7、リービスは4/5の成功率で、逆にカーは2/6と寂しい数字でした。
まあこの人たちはエースなのでケガさえしなきゃそれでOKでしょう。
不動の2番手クラス
3番手に落ちることもないけどエースに上がることもない安定している2番手たちです。
トゥルビスキー、クリフォード、フラッコ、タイロッド・テイラー、ジジャスティン・フィールズ、サム・ハウエル、ドブス、マリオタの8人。
たくさん出場しているのは以下の4人
トゥルビスキー(BUF) 10/18 82yds
クリフォード(GB) 10/19 111yds
ハウエル(SEA) 16/27 16/27 130yds 1TD
ドブス(SF) 14/27 146yds 1INT
ハウエルが少し良くてほかはまずまずって感じですね。
不動の3番手クラス
3番手で不動というのは少し物悲しいですが、このクラスではシアトルのPJウォーカーが出てます。
4/10 61yds
4回成功で61ydsというのは良い感じですね。
エース争い真っただ中!
この辺からがちょっと面白いですね!
エース争い真っただ中のQBは9人が出場しています。
[デンバー・ブロンコズ]
ボー・ニックス 15/21 125yds 1TD
ジャレット・スティッドハム 4/7 37yds 1INT
この対決、成功率や平均ゲインでは似たようなものですが、印象としてニックスが圧勝というイメージがありますね。
スティッドハムはこのままずるずる2番手or3番手に定着しそうな雰囲気です。
[ラスベガス・レイダーズ]
エイダン・オコンネル 7/9 76yds
ガードナー・ミンシュー 6/12 117yds 1TD
数字的にはオコンネルがやや安定しているように見えますが、「こりゃもうミンシューだろ」という声も一部にあるようです。
タッチダウンひとつというのが良い印象なのでしょうか?
[ミネソタ・バイキングス]
JJマッカーシー 11/17 188yds 2TD 1INT
サム・ダーノルド 4/8 59yds
数字的にはマッカーシーが圧勝!!!!
・・・なのですが、大けがを負ってしまったらしく復帰は未定らしいです。。。
[ニューイングランド・ペイトリオッツ]
ドレイク・メイ 2/3 19yds
ジャコビー・ブリセット 0/3
ここはまだ小手調べって段階のようですね。
ただファンはメイについてかなりポジティブな印象を持っているようですね!
[ニューヨーク・ジャイアンツ]
ドリュー・ロック 4/10 17yds 1INT
こちらも小手調べの印象ですね。ちなみに競争相手のダニエル・ジョーンズは出場してません。
ロックはちょっとケガをしてしまったのですが、こちらは大事には至らなそうとのこと。
2番手を確保したい!クラス
ここは20人以上いるのでテーブル形式で書かせてください。
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中でもトレイ・ランスとステットソン・ベネットが目立ちますね。
ステットソンはプレ1週目唯一の出づっぱりでしたが、4INTというのが輝いてますね。輝いちゃダメだけど。
[アリゾナ・カーディナルズ]
いちおうデプスではリダーが2番手扱いですが、チューンが大活躍しましたね。入れ替わりあるかもしれません。
[アトランタ・ファルコンズ]
ペニックスは2番手3番手争いクラスぽくはあるものの未来のエース候補ですので、このまま順当に2番手定着なのでしょう。
[ボルティモア・レイヴェンズ]
不動中の不動のエースであるラマーがいますのでこの2番手争いは「ラマーに何かあったとき」含みってことになります。
同じような評価ならジョシュ・ジョンソンを外す理由はとくにないでしょう。
[クリーブランド・ブラウンズ]
ここもワトソンというエースがいて、その2番手争いなのですが、普通に考えて経験にまさるウィンストンが2番手を確保しそう。ただトンプソン=ロビンソンの1週目のスタッツは悪くありません。
[ダラス・カウボーイズ]
ここ2年このふたりが2番手争いをしていて、2年ともラッシュが2番手の座を射止めています。
エースであるダック・プレスコットとの相性もあると思うのですが、未来があるのはランスのほうですよね。41回中25回成功、188ヤードは十分すぎる結果です。
[デンバー・ブロンコズ]
ザックが2番手になるとしたらスティッドハムが大コケしたときだと思うのですが、プレ1週目ではなかなかの成績を残しました。
[ジャクソンビル・ジャグワーズ]
ここの2番手争いは熾烈です。
若手ながら元プロボウラーのマックか、地味だけれども戦術理解度に富むビーサードかってとこなのですが、緒戦はビーサードに軍配が上がっているようです。
[カンザスシティ・チーフス]
よほどのことがない限りウェンツの2番手は揺るがないとは思うのですが・・・。小手調べ的に4回投げて4回成功でした。
[ロスアンジェルス・ラムズ]
CFP王者のQBながらナゾの男感があるステットソン・ベネットが1試合を投げて224ヤード稼ぎました。ライバルたちはまだ出ていません。
[マイアミ・ドルフィンズ]
ここもダラスよろしく2年連続でこのふたりの2番手争いです。
まずはトンプソンが1勝てとこでしょうか。
[ニューオーリンズ・セインツ]
ヘイナーは昨年の、ラトラーは今年のドラフト中下位で指名された若手。エースのカーはベテランで、かつ年々パフォーマンスを落としているような印象があるのでその後継者に名乗りを上げたいところですが、両者ともプレ初戦ではあまり印象を残すことができませんでした。
[フィラデルフィア・イーグルズ]
昨年まで他チームでエースを務めていたピケットが4番手以降(≒ロースター外)に落ちることは考えづらいのですが、タナー・マッキーやウィル・グライアーに2番手の座を奪われる可能性はあります。
プレ初戦では6/16、39ヤードのタナー・マッキーに対して格の違いを見せつけました。
[タンパベイ・バッカニアーズ]
ウォルフォードとトラスクによる手に汗握る2番手争いですが、今のところ互角の印象・・・かな?
[テネシー・タイタンズ]
ルドルフは新加入のベテラン。現時点では彼が2番手扱いですが、まずまずの成績を残したようです。
2番手?ウェイバー?どちらの可能性もある人たち
いちばんしんどい人たちです。
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[シカゴ・ベアーズ]
この3人の中の誰かが2番手になり、誰かが4番手以降になってしまいます。厳しい!
始まるまではリッピンが優勢と伝えられていましたが、HOFとプレ第1週でその噂の信憑性を証明した形になります。
厳しいのはリードですかねー・・・
[シンシナティ・ベンガルズ]
表中の2人にUDFAから加入したロッキー・ロンバルディを加えた3人による争い。
昨年バロウが抜けた際に確かな活躍を見せたブラウニングが有利と見られていたのですが、ウッドサイドも肉薄しているようですね。
[デトロイト・ライオンズ]
ベテランのサドフェルド、2年目のフッカーのほか、ずっと契約され続けてるジェイク・フロムが2番手を争います。
サドフェルドが安定していますが、チーム的にはフッカーに期待してるんだろうなー
[ヒューストン・テキサンズ]
普通に考えればベテランのキーナムが2番手、元エースのミルズが3番手なのですが、ボイルにも十分チャンスがあります。
・・・が、プレ初戦ではやはり上位2人との差が目立ったかもしれません。
[カンザスシティ・チーフス]
2番手はおそらくウェンツなのですが、このふたりにもチャンスがあります。
でもウェンツかなーってな感じですね。
[ロスアンジェルス・チャージャーズ]
このチームのQB事情はちょっといろいろあってですね、、、エースのハーバートは絶対。なのですが、今年ダメそうならシーズン半ばにも若手に入れ替えたいって流れになる可能性があります。
その若手の候補はドゥガンなのですが、現状3番手で、2番手でベテランのスティックを押しのける実力を見せつけたいところ。でも今のところそうはなっていませんね。
・・・・と、そんなことを言ってるうちに4番手のルイス・ペレスが彗星のように飛び出してくる可能性もあるんですよ。
[ニューイングランド・ペイトリオッツ]
ジョー・ミルトンにはかなり厳しいのですが2番手になれる可能性があります。それがだめでも3番手になれる可能性があります。
相手は全体3位ルーキーのドレイク・メイとお助けQBのブリセット。低くないハードルですね。
[フィラデルフィア・イーグルズ]
性格に難があると言われているケニー・ピケットに代わって2番手になれる資格を持っているのがタナー・マッキー。
今のところ実力的にちょっとピケットに及んでいないかもしれませんね。
それが確定する場合、現在4番手のウィル・グライアーの出番があるかもしれません。。。
チーム残留をかけて戦う男たち
相手がどうとか関係ねえ!全力でやって、3番手としてチームに残るんだ!そういうプレイヤーたちです。
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[バッファロー・ビルズ]
ブーシェルのライバルはベン・ディヌッチです。うーん。厳しい結果ですね。
[アトランタ・ファルコンズ]
テイラー・ハイニキ、ジョン・パドックと3番手を賭けて争うルーク。13回投げて3回成功ってのはちょっと・・・て感じですね。
[カロライナ・パンサーズ]
プラマーとリュトン、どちらかは3番手として残れるでしょう。でも両方は残れません。今回はプラマーがたくさん投げたので次回はリュトンがたくさん投げる番なのでしょう。
[クリーブランド・ブラウンズ]
ハントリーは元全体1位のウィンストン、そしてトンプソン=ロビンソンのどちらかを押しのけねばチームには残れません。
そしてまずまずの結果です。
[グリーンベイ・パッカーズ]
マイケル・プラットは今年のドラフト7巡目で指名されました。
ライバルはいません。ここで実力を発揮できねば他チームをカットされた他の有望選手に3番手の座を奪われそうです。
[インディアナポリス・コルツ]
ここに名前のある3人が1つの椅子をかけて争っています。現時点で経験にまさるエーリンガーがリードしているとのこと。数字だけ見ても気持ちリードしているように見えます。
ただビーンの6回試投51ヤードというのはタッチダウン1を含む数字なんですよね。ビーンとエーリンガーは互角かもしれません。
[ロスアンジェルス・チャージャーズ]
ルイス・ペレスは第4の男。2番手を賭けて競争するイーストン・スティック、マックス・ドゥガンよりひとつ格下です。
上位のふたりがあまりにもふがいないプレーを見せない限りリリースは決まっています(たぶん)。
そしてスティックはプレ1週目、スティックはどちらかと言えばふがいないプレーだったような気がします。
ではペレスがスティックとの入れ替えてもよいと思わせるプレーだったかと言うと!!?うーん。。。
[ラスベガス・レイダーズ]
ラスベガスはエースを争うQB競争と契約を争うQB競争の真っ二つに分かれています。
ブラウンは後者の最有力とみられています。争うのは新人のカーター・ブラッドリーとネイサン・ピーターマン・・・!ピーターマンっ!!?
ピーターマンはおそらくこのままPS行きのような気がしますので次節以降に登場するブラッドリーに注目です。
[ミネソタ・バイキングス]
2年目のジェイレン・ホールは教祖的人気を持つニック・マレンズと3番手争いをしています。マレンズの壁はちょっと高いかなーと思いますよね。
[ニューイングランド・ペイトリオッツ]
ザッピーはいつの間にやらミルトンの下の席次に位置付けられています。ミルトンには2番手の目があるのですが、ザッピーにはなさそうです。でも3番手なら!!?
[ニューヨーク・ジャイアンツ]
ジャイアンツのデプスチャートに載っているQBの名前は3人だけです。その中でいちばん地元人気が高いのがデヴィートだって話です。
でもチームは人気だけで契約しようとは考えていないでしょう。いつでも入れ替える準備があるようです。
ご存じのようにジャイアンツのQB事情は「火の車」です。
[ニューヨーク・ジェッツ]
ジェッツは5人のQBと契約しています。エースと2番手はアーロンとタイロッドで決定済みです。
アーロン&タイロッドに死角があるとすればふたりともかなりのベテランであるという点だけでしょう。
3番手に求められるのは「超緊急時にそれなりに」でしょう。
プレ1週目のマルチネスとピーズリーの結果はほぼ互角です。
もうひとりのジョーダン・トラビスは故障により休養中らしいですが・・・。
[ピッツバーグ・スティーラーズ]
カイル・アレンはジョン=ライズ・プラムリーというQBと3番手を賭けて争っています。プレ1週目の数字は十分ですね。
[サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ]
ベテランのブランドン・アレンはタナー・モーデカイという新人と3番手争いをしています。まずまずの成績でした。
[ワシントン・コマンダーズ]
ベテランのドリスケルと新人のハートマン、残れるのは一人です。
まったくと言っていいほどの互角のスタッツでした。