[FDSKP]「The Last Waltz」オープンチャレンジに向けて
現役時代カップルダンスは専門外で、ラウンドダンスということになると素人+くらいのレベルでしかないのですが、今回はラウンドダンスの話です。
フォークダンスはあくまでもレクリエーションダンスの一種でダンスそのものに競技性はないのですが、それでも「あいつのよりこいつのがいい」といった評論の対象になったり、熾烈な代表争いがあったりなど競技性を帯びた一面は持っています。
「The Last Waltz」オープンチャレンジ
今回は「The Last Waltz」の連盟コーラーを決めるオープンチャレンジの話題です。
コーラーのオープンチャレンジを一言で言うと、連盟に所属するフォークダンサーであれば誰でもコーラーに立候補できるという制度です。
ただしもちろん手を挙げれば必ずというわけではなく、1期2期中心の選考委員から成る選考会で審査され、1人または1グループのみが選抜されます。
「誰でも」ということはルーキーである現在の19期も立候補が可能で、事実上ほぼ唯一19期が連盟コーラーになるチャンスでもあります。
で、今回ファイナルパーティーの常連曲でほぼすべてのパーティーの最後を飾るラウンドダンス曲である「The Last Waltz」のオープンチャレンジが行われることになりました。
10組を超えるコンビから立候補がありましたが、勝者コンビは事実上4組に絞られていると言われています。
中でも優勝候補筆頭はミランディラス(《東京フリーディア》17期)と中務麻菜美(《オデッサ》17期)。ミランディラスは過去のオープンチャレンジで優勝経験もある常連。実績は群を抜いています。
中務麻菜美はド派手な同期の中では少し控えめな存在ながら経験は十分。ミランディラスのリードがあれば実力以上のものが出せるのではと期待されています。
一方4組のうち4番手と見られているのがロラン・ビスコンティ(《KNF》18期)とマリアメサ(《KNF》17期)。
少し押しの弱い印象のあるコンビですが、玄人からの評価はそれぞれ高く、また同じフォークダンスチームの先輩後輩でありながら年齢的にはビスコンティのほうが上という絶妙なバランス。
これまでコールなどですぐに思いつくような実績はないものの優勝候補に挙げられることになんら不思議はありません。
僅差でミランディラス/中務コンビが有利か?
わたしの予想は見出しのとおりです。
ただ中身は少し世間の見方とは違います。
今回出場しているフォークダンサーの中で実力を上位から並べると、中務麻菜美、ロラン・ビスコンティ、マリアメサの順になると思います。
そして3人のうち中務の実力は圧倒的だと思っています。
確かにミランディラスの実績は抜けており、実力も最上位だと見られていますが、わたしはなんとなく彼の名声が演出されたもののように思えてなりません。
もっと言えばオープンチャレンジ向けのチート術に長けているだけのように思えるのです。
彼の実力ははっきり言って今回の参加者の中でも下位だと思っています。
ただそれでもミランディラス/中務コンビが優勝候補だと言い切れるのは中務麻菜美が圧倒的な実力を持っているからです。
このことに何人のファンや関係者が気づいているでしょうか?
それで言えばビスコンティ/マリアメサコンビも過小評価されているとは言えます。
彼らが4番手というのはおかしい。どう低く見積もっても2番手です。
ミランディラスコンビには明らかに弱点があります。
ミランディラスはおそらくその実績を傘に中務をリードすると見られており、実際に彼もそうしてやろうと考えていると思います
だがこれが危ない。
実力的には中務のほうが上なのだから、彼女にすべてを任せるべきです。
特に解釈力においてミランディラスがしゃしゃり出ようとすることで台無しになってしまう危険性があります。
そうなると優勝はビスコンティ組のものでしょう。
選考委員の情けなさもカギ
もうひとつジョーカー的な要素といえば選考委員の見る目のなさです()
解釈力と表現判断において1期の財団選考委員の目ははっきり言って節穴で、現役フォークダンサーの実力を正しく測れていないと思います。
事実このことによりオープンチャレンジにおけるチートのようなやり方が横行し、現にそれによってミランディラスをオープンチャレンジの常連足らしめています。
今回も同じようなことがあればミランディラスはその名前だけで評価され、ビスコンティとマリアメサのパフォーマンスは一顧だにされないでしょう。
中務麻菜美、ロラン・ビスコンティ、マリアメサに注目を!
なんだかミランディラスの悪口ばかりになりましたが、彼が悪いわけではありません。彼にそうさせてしまう環境が悪いのだと思います。
ただファンとしてはせっかくのオープンチャレンジですので気持ち良い技術の競い合いが見たいところ。
中務麻菜美、ロラン・ビスコンティ、マリアメサにぜひご注目ください。