試合でやっと釣れたら3位入賞だった。
BMCスタッフの川口です。コ・アングラーの調整でときどき選手です。
今回、ゲスト出場の「ま〜も」こと、加木屋 守プロのコ・アングラーとして出場し、3位入賞したのでレポートします。
釣れたら饒舌。釣り人あるある、です。
テーマは「オールドスクール」。
ちょこちょこ、コ・アングラーで出場させてもらっていますが、はっきり言って役立たず。スコアメイクにまったく貢献していません。
昔は有名アングラーの後ろで必ず釣る男として恐れられたのは遠い過去の話…
今回は急きょ、ま〜もこと加木屋 守プロのコ・アングラーとして参戦することになり、前日の土曜日に急いでタックルを準備しました。
実は前回の試合で片岡壮士プロに同船したのですが、そこでもバイトのみでスコアにならず。
フリーリグとかリーダーレスダウンショットとか、エラストマー系の表層など、比較的新しい釣りってあるじゃないですか。最近のボクはそういうのに手を出してしまって、自分の得意な釣りやスタイルを見失ってんな、と。
そこで今回のテーマは「オールドスクール」。
盛三さんがよく口にしているのでご存じの方も多いと思いますが、「オールドスクール」とはジグやテキサス、クランク、スピナベなど、古くからあるオーソドックスな釣りのことを指します。
なのでそのあたりのタックルに加えて、自分が得意なスイムベイト系を入れて本番に臨みました。
上流から下流まで、桜川で完徹。
駆け出しの頃からよく知る加木屋プロ。
なのでここではま〜もくんと呼ばせていただきます。
今回の作戦は桜川。
ま〜もくんはこの3日後にBasser Allstar Classic THE WILD CARDを控えていたので、そのプラクティスも兼ねています。
桜川をデッドスローで遡上しながら「3キロ釣ったら勝てますかね?」「かなりいい線いくと思う」「ここのところの感触ならイケるかも」「よし、任せた」なんて会話をしながら期待に胸を膨らませます。
まずはデンプシージャック42(ジャッカル)でま〜もくんにファーストフィッシュ。でも、140gとか120gで3kgには遠くおよびません。
その後もコンスタントに数を重ねますが600gの壁が厚い…
スイムベイト系でスコアに貢献。
ここまで、自分にはショートバイトのみ。
開始2投目にブルスホッグのテキサス(5g)でバイトを得たとき、「今日はどれだけ釣れるねん!」と度肝を抜かれましたが、時間が経つごとに「やっぱりな」感が強まってきました。
その後はオーバーハングやシェードをメインに攻めるため、流れに乗せてナチュラルに誘えるヴァラップスイマー3.3インチをチョイス。
ちっちゃいバイトはあるもののノラず、ラインが走るまで待ってからアワセるとテールがなくなるなど、相手はかなり小さい様子。
上流の大きなオーバーハング+赤土バンクに差し掛かり、バンクに一度のせて、着水させてからハンドル一巻きでようやく乗せられたのは470g。
やっとスコアメイクすることができた。
けれど、この時点で最小の魚。
ま〜もくんの魚と合わせて1500gくらいになったけれど、まだまだ足りません。
とりあえず、この子を入れ替えなければ。
桜川で見つけたユートピア。
残り時間のことも考えて下りながらも攻めの姿勢は崩さず、ま〜もくんが数を重ねますがキッカーが入らない。
「目標はキロの魚っすね」とま〜もくん。
そんな話をしながらバンクを流していると、水が動いている水門を発見。
しかも「ブレイクが近い、ここは釣れそう」とま〜もくん。
水門の下流側にある鉄杭にギミー(ボトムアップ)のテキサス(5g)を入れ、軽くボトムバンプをすると「コンッ!」と明確なアタリで480g。
あかんやん、入れ替えられへんやん。
でもこのスポットに可能性を感じたのか、「もう一回流し直しましょう」とま〜もくん。
アイドリングで入り直し、エッジのシェードに落としたギミーのテキサスに、今度は押さえ込むような違和感&ラインムーブ。
そりゃもうね、渾身のアワセをぶちかましましたよ。
テールをチャートに塗ってみたのがよかったのかも、なんて。
キロあるかなー、なんて測っている後ろでま〜もくん、釣るし。もうほぼほぼダブルヒットやん。
その後も30分くらいの間で5匹くらい釣れました。ここは霞ヶ浦の桃源郷か!
とりあえず、待ちに待ったキロフィッシュで入れ替えに成功して2190g。1年以上ぶりのバス、しかも3匹も釣ることができ、入賞も果たせました。
ま〜もくん、試合直前にギミーを送ってくれた光大郎さん、ありがとうございました。
最後に。
これまでBMCでボクが魚を釣ると入賞していることに気づきました。
大石さんと6位、千葉さん・岡部さんと5位。そして今回3位。
釣ったら入賞男。でもほとんどの試合で役立たず。
本当の釣ったら入賞男になり切れるかどうかは、9月10日のBMCオープントーナメントで明らかになるでしょう。
BMCオープントーナメントに興味がある方はこちらから。
3rd place 2190g/3fish
ボーター:加木屋 守/コ・アングラー:川口雄司
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?