大興奮のダブルヒットで3位入賞。
2023シーズンからノンボーターとして参加させていただいている早野裕哉です。
自身２度目の参戦となる今回の試合は、O.S.P 麻生雅之さんとペアを組ませていただき、３位に入賞できました。
その模様をレポートします。
ゴージャスブッシュでヒヤヒヤの皮一枚。
第３戦は利根川戦ということで、この水系のスペシャリストである麻生さんから大まかな試合展開などをご教授いただきながら、入念な打ち合わせを行いました。
加えて、自身が試合１週間前の長門川・将監川釣行で感じたアフター回復からサマーパターンに向かう利根川水系の季節感と、キーとなる水位変動のイメージをつなぎ合わせ、タックルセッティングに落とし込みました。
当日は12番フライト。
朝イチは若草大橋上流側のポイントにエントリーしました。
細かくルアーをローテーションしながら徐々に釣り進み、バスからの反応を伺います。
ファーストバイトは７時頃。
比較的規模の大きなブッシュに差し掛かったところでエレキを停め、丁寧にリグを撃ち込む麻生さんに押さえ込むようなバイト。
麻生さん曰く「必ずバスはいる」というゴージャスなブッシュでした。
フックアップは皮一枚。
かなり奥で掛けたので獲れるかヒヤヒヤでしたが、後ろからすかさずネットを伸ばしてキャッチ！
幸先よく釣れてくれたのは860gのナイスコンディションの魚でした。
ルアーはHP 3Dワッキー（O.S.P）の3.1gカバーネコ。
濃い目のカバーということもあり、シンカーウエイトを重くしてすり抜けを良くしたらバイトが出たそうです。
支流を探るもイマイチで、再び本流へ。
それから有望エリアを回るも、麻生さんも私も数回のショートバイトのみでフックアップに至らず、10時頃、尾羽根川へエントリー。
他の選手がいましたが、快く上流方面に通していただきました。
ここでは比較的条件の良いスポットをひと通り流し、麻生さんが340gをキャッチ。
ファーストフィッシュから４時間以上が経過しての２匹目にひとまず安堵です。
尾羽根川ではこの１バイト１フィッシュのみと、正直あまりパッとしないまま11時半頃には支流を後にして、再び本流へ向かいました。
本流の有望スポットを巡ること数十分。この日の最高水位から20～30cmほど落ちたタイミングだったと思いますが、バンクからやや離れたシャローのブッシュで麻生さんが1000gをキャッチ！
少し移動した同条件のスポットでも800gクラスを立て続けにキャッチ！
リミットメイク、そして入れ替えにも成功です（麻生さん、さすがです）。
ルアーはいずれもドライブスティック4.5"（O.S.P）のノーシンカー、バックスライドセッティングでした。
エビボイルへの連携プレーでキッカーをゲット。
この時点でトータルウエイトは2700gほど。
残り時間も少ない中ですが、立て続けに釣れた２本をヒントに、似た条件のポイントをテンポ良くラン＆ガンします。
上流側は小貝川との合流地点付近まで走りましたが、ベイトの気配が薄いこともあり、深追いはせずに少し下流に移動。
すると、エレキで進んでいく最中にシャローフラットに絡むブッシュ周りでエビボイルが発生！
しかもスクールでエビをシャローに追い込んで捕食中という絶好のチャンス。
すかさず麻生さんがドライブスティック4.5"（O.S.P）のノーシンカー、バックスライドセッティングを的確にキャストすると１投目でバイト！（麻生さん、本当にさすがです）。
釣り上げた麻生さんですが、スイッチオン状態のバスがもう１匹ブッシュのそばでステイしているのが見えたそうで、落ち着いて私に位置関係を指示。
その周辺に私がリズムワグ4.5"（ジャッカル）のノーシンカー、バックスライドセッティングをそっと落とし込み、シェイクしてバスに気づかせてフォールさせるとバイト！
バイト後に反転したのがわずかに見えたので、重みが乗ったのを確認してフッキング！
無我夢中でブッシュの中から抜き上げた魚は1400gのキッカーフィッシュ。
帰着40分前の出来事でした。
まさかのダブルヒットに大興奮で、ラインを結び直す手が震えていたのを覚えています。
しかし、釣り上げたバスの計量と撮影が終わった直後、デッキ上に置いていた偏光サングラスをバスにキックされてロスト。
後からじわじわくるやつです（笑）。
そのままギリギリまで入れ替えを狙うも帰着。全体的に釣れていたようで、結果は３本の合計3260g、３位フィニッシュとなりました。
中には単発2kg前後のバスをウエイインしている選手も複数いて、利根川のポテンシャルを感じるとともに、決してイージーではない状況の中、しっかりとリミットメイクしてくる上位選手のレベルの高さを痛感できた試合でした。
最後に、今回が２回目のBMCトーナメントへの参加となりましたが、運営幹事の皆さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。
そして、貴重な経験をさせていただけた麻生さん、本当にありがとうございました。
今回得られたものをしっかりとフィードバックし、次戦に活かしたいと思います。
麻生さんのレポートも、ぜひご覧ください。
3rd place 3260g/3fish
ボーター：麻生雅之／コ・アングラー：早野裕哉
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