勝負のカギは黒色レッグワームの亀山仕様。
BMCメンバーの兵頭です。
BMCコ・アングラー戦2023第1戦で3位入賞を果たしましたのでレポートしたいと思います。
年間タイトルに絡む大事な一戦。
コ・アングラーはレギュラー戦での成績に加え、このコ・アングラー戦の成績も加えて年間順位が決まります。
レギュラー戦第3戦を終えた時点で暫定8位。
コ・アングラー戦にはエントリーしていない選手も多いため、少しでも順位を上げておくためにこの試合はとても大事です。
しかし、そんな事情とは裏腹に、雨不足の減水と田んぼの農薬による濁りで、フィールドコンディションはイマイチ。
そこで本来カバーに差す魚が岸際から2~3m離れたやや沖側のブレイクに絡む縦ストラクチャーにポジショニングしていると予想し、レッグワーム2.5インチ(ゲーリーインターナショナル)のダウンショット3.5gと5gを選択しました。
ひと工夫がバイトを量産。
しかし、新利根川で定番化しつつあるレッグワームでも、毎週のように大会が開催され、スレきっている感は否めません。
というわけで、バスに口を使わせるためのひと工夫として、レッグワームを30分ほど煮込んで素材を柔らかくし、これにフォーミュラーの「ストラット」と「バイトマスパウダー」で浸した裏技(おもに亀山ロコが冬のディープで使用するチューン)を試すとなんとバイトが多発!
ほかにもいろいろ試しましたが、このチューンしたレッグワームが新利根川のコンディションに最もマッチしている感じがしました。
今大会の前日に開催された試合でも7匹をキャッチしたことで、自信が確信に変わったことは言うまでもありません。
いざ、本番。しかし、入れ替えが…
コ・アングラー戦本番ではまず、魚が溜まっているであろう松屋周辺で、ブリッツ(O.S.P)とタイニーピーナッツ(ダイワ)の早巻きで開始早々に2本をキャッチ。その後も下流をメインにレッグワームのダウンショットでやや沖側を流し、数匹のバスをキャッチして入れ替えにも成功。
しかし、いずれも新利根川のアベレージサイズ…。
500g以上のバスを釣るのが難しい現状において、打開策として用意したサブパターンのヘビーウエイトテキサス(18g)と、フットボールジグ(9g)にシフトしました。
しかし1本追加できたものの、やはり入れ替えサイズには至らず。
アベレージサイズのみでバッグリミットをそろえ(3本)、結果3位で今大会を終えました。
信頼をおけるリーダーの存在。
多くのバスをキャッチしたレッグワームのダウンショットで重要になったのは、PEライン1.5号に組んだショックリーダーの存在です。
新利根川はボトムに立ち木が多く、ライトラインでは巻かれて切れてしまうことも少なくありません。
しかしPOWERLEADR(DUEL)10lbならスレに強く、バスを釣り上げた後も糸ヨレやタワミがほとんど起きないため、効率よく、そしてリズムよく釣り続けることが出来ました。
記録的猛暑のなか、厳しい新利根川で競い合った選手の皆様をはじめ運営の佐伯さん、菅谷さん。新利根川でいつもお世話になる水神屋ボート店、水神屋BASS倶楽部の先輩方。
そしてサポートしていただいているDUEL様、イージー・ラボ様、ZPI様に、この場を借りて感謝申し上げます。
本当にいつもありがとうございます。
【Tackle Data】
ロッド:ロードランナー680STN
リール:ヴァンフォード2500HGS
ライン:ピットブルG5 1.5号
リーダー:DUEL POWERLEADR10ポンド
ルアー:レッグワーム2.5(ブラック)
3rd place 1120g/3fish
Angler:兵頭宏耶
おまけ。