135ミリビールの思ひ出
ビール大好きBmanです!
Bmanは子どもの頃に不思議に思っていたことがありました。
それは
お菓子やジュースなどの小さいサイズ。
子どもの頃はどうせ買うなら大きいもの。
駄菓子屋でもいかに少ないお小遣いで食いでのあるものを揃えるかに集中です。
何より小さいサイズは割高でしかないと思っていました。内容量が半分でも、値段は半分ではない商品がほとんどです。
友達の間でも、小さいサイズを買うのはバカだ。と笑いあっていました。
そんなあるとき出会ったのは135ミリの缶ビール。
もちろん自分で飲むわけではありません。祖父のお墓参りに買っていくのです。それまでは日本酒のワンカップをお供えしていたのがあるときからビールに変わりました。
お墓参りの作法や風習は地域や宗教によっても違うのでしょうが、Bmanの家のお墓参りではお酒はフタを開けてお供えし、手を合わせたあと回収して捨てて帰るものでした。
そんな使い方ですから135ミリ缶の方がちょうどよいということを子どもながらに納得したのです。
そうか、物事には「ちょうどよい」ということも大事なのか。
祖父のことはあまり記憶にありませんが、祖母はお酒が好きな人でした。毎晩晩酌をし、350ミリのビールを3缶空けていました。
旅行に行けば生ビールを毎回の食事で注文していました。
幼いBmanに頬ずりしてくれた祖母のゲップの匂いを今も覚えています。
そんな祖母も歳をとるにつれだんだんお酒を飲めなくなりましたが、それでも施設に入る直前まで晩酌を続けていました。
Bmanがお酒を飲める歳になった頃には祖母は135ミリの缶を1本だけ空けるようになっていました。
初めて祖母と乾杯した日。
Bmanは500ミリのヱビスでした。
「Bmanのは大きなビールやなあ!ばあちゃんはコレが、ちょうどよいのよ。」
と言っていた祖母。
微笑ましいような、少し寂しいような、そんな「ちょうどよい」がそこにはありました。
読んでくださり感謝します!乾杯🍻
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