種苗法改正の目的
先日「種苗法改正案」に反対しますっていう内容が芸能人によって炎上した
種苗法だの種子法だの名前が似てて混乱しますね…
全然違うものなので、
私自身も、それぞれ中身がどんなものなのか、今一度調べました
【種子法】
これは残念ながら2018年に廃止されてしまった法案で、公的機関を中心とした種子の安定的な生産を国が管理する。農家が良質な種子を育成するためにはかなりコストがかかり、そのお金を国が出してもらえていたそう…
種子法は優良な品種を守っていくためのもので、品種改良や、新たな品種の開発を定めたものということではないのに廃止されました。
【種苗法】
制定の背景
野菜や果物の品種改良には手間もコストもかかることから、開発者の著作権を守ろうということから作られた「種子を作る人の著作権を守る法律」ということです。
そして今回の種苗法の改正には2つの改正案があるようです。
改正案1
日本ブランドの海外流出防止
開発者が輸出、栽培可能な国や地域を指定できる。指定地域以外の持ち出しを禁止する。
(これまでももうすでにシャインマスカット、とちおとめなど、中国韓国に流出済み。)
海外ブランドの流出防止はたしかに避けたいですね。
改正案2
種苗法の種は2種類あり
①登録品種(著作権で保護)
②在来種(固定種)
①の登録品種の強化(増加)が今回の法案改正の大きな目的のようです。
※2016年82種だった自家栽培禁止植物の種類は、387種に増えていますが、改訂されることによって
もっと増えることになる
そして、今までは
種の開発者(品種改良する人)から、種子を農家が買って、その種子を販売、転売することは禁じられていた。だけど、この買ってきた種子から育った作物から取れる種子を再利用することは可能だった。
一度種子を買えば、それを植えて育てて種子をとり、また次の年も…と使っていくことが許されていた。
が ↓
今回の改定は、収穫して農家側が種子をとることにさえも、金を取る許諾制を導入する…
また金とんのかい‼︎
今回の改正には農家さんの方でも賛否あるとのこと。
農家の不利益なことがかなりあるとおもいます。
法案は見送りになったそうです。慎重に議論が必要ですね。
続く…