あなたの隣にもいる“強者”『新星フィジカルプレイヤー』について!
スマブラSPを長く遊んでいて、特定の傾向を持つ(似通ったタイプの)プレイヤーを何人も見かけるようになったので紹介する。
名付けて『新星フィジカルプレイヤー』だ!
・『新星フィジカルプレイヤー』は以下の共通点を持っている
①高校生など、年齢が若い(もしくはスマブラをSPから始めた)
この二つは=になりやすいと考えてまとめさせてもらった。
『新星フィジカルプレイヤー』はスマブラSPから始めたプレイヤーであり、過去のスマブラシリーズのセオリーに縛られない故のプレイスタイルを取る。
具体的なプレイスタイルとしては――
②パワーファイターを使うことが多い
技を当てて丁寧に展開を作ると言うよりも“技を当てる=リターンに直結”というようなパワータイプのキャラを使う傾向にある。
当ててどうこうではなく、当てれば勝ちの思考だ。
(※プレイヤーのイメージです)
③近距離での殴り合いに“異常に”強い
『新星フィジカルプレイヤー』はスマブラSPからゲームを始めた。
つまり、(過去作の経験のない)真っ新な状態でスマブラSPに適応した結果、『間髪入れない近距離での殴り合い』に長けていることが多いのだ。
とにかく後隙の少ない攻撃を間髪入れずに差し込むことで試合を有利な展開に持っていく能力に長けており、接近も早く、近距離での技選択が早く、取る選択自体も強い。
この強さの理由はズバリ『状況に合わせた思考負荷の少なさ』にある。
こういう書き方をすると悪いイメージを持たれてしまうかもしれないが決してそんなことはない。
例えば、あなたが自転車を運転するときに『右足と左足を交互に動かして〜』などと考えたりはしないだろう。無駄な思考を省く(簡略化する)ことで自然に体が動く。
『新星フィジカルプレイヤー』はここからさらに思考の無駄を省いている。
『風の動きを考えて、障害物を避けて〜』といった思考の無駄を省いて『自転車をひたすら極限の速度に漕ぎ続ける』という単元的なルーチンワークをとして実行ができる。
つまり、『思考の無駄』を徹底して省くことでゲームスピードに適応しているため行動と行動の間の間隔が短いわけだ。
④だれかとでのプレイ時間が長い
スマブラのシステムに適応しているということはつまりそれだけ実戦経験が豊富というわけだ。
つまり、『新星フィジカルプレイヤー』はだれかとでの一先の短期戦の試合に慣れていることが多い。
↑圧倒的ラッシュ力とパワー! まさに期待の新星だ!
⑤特定のキャラ、プレイヤーに対してやたら強い
こういった『新星フィジカルプレイヤー』は思考の無駄を省いて肉体の統計的な肉体の記憶(反射)で瞬時に戦う。つまり、『新星フィジカルプレイヤー』に対して読み合いをしようとすると戦うキャラクターによっては対処ができなくなる。
特に、近距離の殴り合いを拒絶できない鈍重な体積の大きい重量級プレイヤーは上級者でも(むしろ、スマブラ歴が長ければ長いほどに)この手のプレイヤーに異常に弱い傾向があるように感じられる。
つまり、キャラの体積が大きく機動力も低く相手の土俵に絶たざるを得ない上に読み合いをしようとする結果『新星フィジカルプレイヤー』のスピードとパワーについていけずにゲームを破壊されてしまうわけだ。
↑体積のドデカイキャラで丁寧に読み合おうとしたスマブラ上級者の末路。ガンガン迫ってくる接近力と圧倒的なパワーによる破壊力のせいで逃げ場がなく、最早やっているゲームが違う。読み合いとかやる以前の問題になってしまっている。
⑤露骨に苦手意識を抱えているキャラクターがおり、特定のキャラに対して成すすべもなく一方的に負けやすい
しかし、『新星フィジカルプレイヤー』は圧倒的な強さ故にゲームに適応しすぎて圧倒的な弱さを内包している。
実は、この手のプレイヤーはあまりにも近距離戦に特化しすぎた結果、特定のキャラクターに対してそのインファイト反射能力がほとんど発揮できずに簡単に負けうるのだ。
具体的には、体積が小さかったり、待ちができるハイリターンの飛び道具や設置技を持っていて近づくことすら困難なキャラや、さらに近距離での殴り合いに特化した上位互換のキャラに滅法弱い。
当然キャラの相性もあるが具体的には、ルフレ、ゲッコウガ、パックマン、(超インファイト特化の)リトルマック、ロゼッタ&チコなどなど。
実は、純粋な飛び道具キャラには意外と苦戦しない(むしろ相手が理解をしておらず殴り合いに付き合ってしまって負ける)ことが多いのだが、このようなキャラクターに対しては素の立ち回りが突き刺さってしまう。
こういったキャラクター達には本来戦略(キャラ対策や待ちなどのライン管理、癖読みや)で立ち回りを考えながら冷静に対処しないといけないはずなのだが、『新星フィジカルプレイヤー』はゲームに適応しすぎた結果、小手先での(ミクロ視点での)強戦法で挑んでしまう。
つまり、そのフィジカルに特化した強さ故に『ぶつかったら負けるようなキャラにそのままぶつかっていって負けてしまう』わけ。
どれだけ長所を伸ばしても、無理な相手にはとことん無理なのだ。
だから負ける時はとんでもない負け方をする。
・目指せ、『相反する性質』の習得。
『新星フィジカルプレイヤー』はスマブラSPというゲームに適応しているためかなり高いラインまでに到達できるのだが、通じない相手に対しては途端に欠片も通じなくなるというギャップが特徴的。これ以上上に行くにはキャラ対策や待ちなどのライン管理、癖読みなどのミクロではないマクロ面での技術が必要になってくる。
しかし、これは決して今の攻めのスタイルを捨てるべきだと提案しているわけではない。
事実、この戦い方は通じる相手にはめっちゃ通じるのでガン攻めを選択肢の一つとして持ちつつ、相反する戦闘スタイルを習得できてしまえばそれが最強だろう。
しかし、相反する性質の習得というのは要は今までとは全く違う立ち回りをゼロから構築することになるので今までの戦闘スタイルに大きな影響を及ぼしかねない。
実際、上級者プレイヤーですらある程度読み合いをしようとするため、はここまでのガン攻めを選択肢として持ち合わせていることは希少だ。
恐るべき接近戦パワーと、超丁寧なゲームメイク。
この二つを使い分ける超人プレイヤーは果たして存在しうるのだろうか?
うーん。見てみたい。
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