見出し画像

ヨーロー劇場 -10-

彼らの地元、八王子にて。ホールツアーの最終日翌日に、同じ会場J:COMホール八王子で開催されたのは自主企画イベント「ヨーロー劇場ー10ー」であった。オールニューマニアのツアー真っ最中に追加公演的な感じで発表されたヨーロー劇場はツアーの延長線上にあって、でもツアーファイルの2日目ではない眩いライブだった。

7月30日に「オールニューマニアツアーファイナル」を完遂したハルカミライ。興奮冷めやまぬ感じでメンバーそれぞれがSNS(Instagram)に思いや思い出を綴っていた。中でも目を引いたのは、Ba.須藤のストーリー。写真とともに添えられた文言は「明日も全く同じセトリ!」であった。セトリを公表してしまうのは彼ららしいという思いと同時に、これは全然違うセトリになるんだろうなという期待も産まれた。
来る7月31日、セットリストは本当に同じなのか、なんでツアーファイナル2Daysじゃなくてヨーロー劇場にしたのか等々、理由を探ってはさまざまな予測が脳内で飛び交っていた。気が付くと開場していて、駅からほぼ直結のビル内に佇むこのホールは人で溢れていた。お世辞にも交通の便が良いとは言えない彼らの地元八王子のホールを埋める超満員のお客さんたちは、”八王子で観るハルカミライ”に期待を寄せ続けていた。会場内に入ると目に止まったのは、過去のツアーやライブで使用されたであろう横断幕。ステージの後方高めに煌々と掲げられた4つの幕は歴史を感じさせる。そして、1番後ろで大きく存在感を放つHRKMRI IS ALWAYS AT THE LIVEHOUSEの幕は、彼らの初の幕張メッセワンマンライブ「A CREATER」の時のものだろう。幕張に何枚も垂れ下がっていた時は会場の大きさや天井の高さも相まって、そこまで大きく感じなかったが、ホールに持ってくるととてつもなく大きいことがわかり、まるで彼らの懐の大きさかのように感じて、小さいと感じていた自分に少し怖気付いた。

時間が経つにつれ、人が多くなっていく。昨年の幕張メッセワンマンライブの時には、一人ひとりの間に一席ずつ間隔が空いていたし、5月に札幌で彼らのホールライブを観た時も、1人につき一席分のスペースが空いていて、ソーシャルディスタンスを担っていた。郡山でライブハウス編を見た時は足元に立ち位置を示された目印が貼られていたが、人との距離は肩がぶつからない程度に縮まっていた。1人分空いていた隙間が狭まって、どこか感じた心の隙間も埋まって、個々で楽しむから皆で楽しむライブに戻ってきたのは規制の緩和を物語っていて、ライブというものの自由度を少しでも取り戻していたように思ったが、今回は隣との空席は一切無し、満席のホールだったので、ライブの規制緩和をより感じられ、昔のような風景が少し懐かしく思えた。懐かしさをじんわりと噛み締めていると、あっという間に消灯して、Gt.関大地、Dr.小松謙太、Ba.須藤俊の楽器隊3人が現れた。強くなるSEに負けじと客席からはどよめくような拍手が鳴り響いて、スポットライトはステージを照らす。始まる!その瞬間に須藤がマイクに向かって

「昨日も来てくれた人にはごめんだけど、昨日とセトリ同じだから」

とストーリーで書かれていたことを言って、言い切ると同時に旗を振り回しながら闊歩してきたVo.橋本学が和に入ると開演。

1曲目はお待ちかねの「君にしか」。一瞬で会場中の拳が上がって声にならない心の声で1つになっていく。いつの間にか、小松も上裸になっていて、会場の異様な熱気を感じさせる。いつもの通りカウントをいれての「カントリーロード」か、やると見せかけての「ファイト!!」を期待したが、いい意味で裏切られた2曲目「デイドリーム」。「今すぐ逢いに行けたなら」と歌う橋本の姿は、ハルカミライの音楽を必要としている人達のもとに駆けつけたヒーローのように力強く、八王子に逢いに来た我々の注目を奪って離さなかった。寄り添ってくれるその優しく強い歌声に何度だって救われる。その後は「カントリーロード」「ファイト!!」と続き会場のボルテージはどんどん上がっていく。
関の見せ場でもある「カントリーロード」の間奏では例のごとくアンプの上によじ登った関を橋本が

「うちのスーパーギタリスト!」

と紹介すると、大きく足を広げながら高いジャンプ。何度見ても訳の分からない身体能力だと思う。
「ファイト!!」では自然とジャンプしてしまっていて、それは会場の至る所で発生していて、会場全体が大きく揺れていた。駅ビルの中でこんなに揺れて大丈夫か?と一瞬心配してしまったけど、そんなの考えている暇はなく、ただ純粋に全身で音楽を楽しんでいた。程度は違えど、モッシュダイブに近い感覚があった。
「ファイト!!」を駆け抜けると、

「俺達が?」

という問いに心中で全員が

「呼んでいる!!」

と心の中で答え繰り出された「俺達が呼んでいる」ではさらに熱狂の渦に包み込まれた。歯止めなく続く曲の連鎖に興奮し続けていた中、橋本が

「ここが!世界の!まんー!なーか!」

と口にして、同時に小松のタムが響き渡って始まった「春のテーマ」。上がりきった拳をさらに高く、そしてステージを”世界の真ん中”にするべく会場の全員が身を乗り出していた。集まったパワーが彼らをさらに光らせてロックスターを太陽へと輝かせていく。会場内のライトが全て照らされて、隅々まで見えるようになると正に太陽に照らされているように見えるし、高く上がった拳がよく見えるから、太陽にさせているのは自分たちなのかもしれないという錯覚に陥った。煌めくハルカミライはやはり美しい。

MCでは橋本が

「誕生日プレゼント持ってきた人?」

と尋ねると少しシーンとした。2日後に誕生日を迎える橋本自身へのアプローチであったが、高々と手を挙げた人は今日(7月31日)が誕生日だと言った。(私も7月31日誕生日なので何故か嬉しかった?)
そんな同じ誕生日の兄ちゃんに須藤が

「君、MUROFESにも居たよね?ダイブしそうになってて、ちょっと待てってなだめた気がする」

と声をかける。前の方にいたとしても流石の記憶力だ。よほど印象的だったのかな笑

橋本は

「誕生日に劇団四季を観に行く予定だったけど、中止になっちゃって。自分たちがライブ飛ばしたときは、しょうがないか!って切り替えられるんだけど、飛ばされると結構悲しいよね」

とふざけて笑いかけると、すかさず、相棒の須藤が

「いや、俺達もライブ出来なかったときめちゃくちゃ悲しかったから。嘘ですよ〜」

と伝え、橋本も笑いながら

「いや、嘘だよ笑 悔しいもんは悔しい」

と口にして、

「誕生日の予定が無くなった分、力を前借りしてやります!!」

と口にして締めた。

「八王子駅4番線」という口上から始まる、自分が大好きな「星世界航行曲」では涙が溢れた。「八王子駅4番線、こっから君の町へ」が「そっから俺達の町へ」で続く歌詞も優しさが増していたのは八王子ならではのアレンジなのかな?素敵だった。

続く「ウルトラマリン」では会場の先頭列で観ていたお姉ちゃんたちが肩を組んで泣き崩れるほどに喜んで聴いているのを橋本が見つけて、2番の曲中に

「姉ちゃんこの曲好きなの?」

と問いかけ、泣きながら大きく頷くと、その後のサビでその女性を指さして歌い上げた。粋な計らいだし、ライブならではのやり取りであって懐かしさが込み上げた。
例えばこのライブが配信限定だったら彼らのことは観れても、彼らからこちらは見えないわけで、ライブを観て泣いてしまったという事実はあっても、それは伝わらないわけで。嬉しいも楽しいも感情やり取りこそがライブの醍醐味だと改めて感じさせられた。この4対1の思い合いがハルカミライにとっても、我々にとっても愛して止まない空間だ。
演者と客じゃなくて、”人と人”として、お互いに感情に素直になれるライブを久しぶりに感じてジーンとしていると、続く「predawn」。真っ直ぐ身体中に歌が染み渡る。「そのうち夜は開けるだろう」と歌う太陽”ハルカミライ”は、この息苦しい世界はいつかは晴れると言っている気がして涙が止まらなかった。晴れ渡った世界でもまた何度でも聴かせて欲しい。

4カウントで「Tough to be a Hugh」が鳴り響いて、会場は一瞬で踊り狂う。晴れ間が広まったみたいに。

「昔「21世紀」って曲を作って、21世紀もあと、80年くらい?で終わる。22世紀には、俺らはとっくにくたばってるんだろうけど、終わることによって新たに始まることもある。」

と告げ、終わりと始まりを歌った「21世紀」が始まることを示した。

「22世紀に俺達はいなくても、俺らの曲は残り続ける」

そう言って歌い上げる「21世紀」は今までの時代も、今の時代も、これからの時代も21世紀をそっと包み込んで優しく溶かして流していく。
歌に纏った魔力がダメだったことも、いなくなった人も、別れたから見つかった新たな出会いがある。別れて知った事実や思い出もある。だから終わりは辛くてもそこで止まらないで、きっと訪れる新たな始まりへ寄り添って歩いて行こう。と、そう説いてくれて、引退や卒業、お別れだって次への第1歩の始まりだと唱えてくれるから前を向ける。
卒業や別れは、自分にとって1つの区切りでも、思い出としての始まりでもあるから、そこであった失敗とか後ろめたささえも愛おしく思えるようになれた気がした。
「21世紀」を聴くと自分の中では、山に振り積もった雪や固まった氷が春の温かな日差しを浴びて溶けて、山の中を雪解け水がゆっくり大きくなって流れていく情景がいつも目に浮かぶんだけど、その温かさこそがハルカミライが太陽であることの象徴なんだと思った。

続く「Mayday」では「21世紀」でしんみりとした空気を裂くように、というか生気を吹き込むように力強く魅せ、興奮と拳を取り戻していく。サビ前の「久しぶり」を「ただいま」と言うのが地元に帰ってきたぞ!という感じがムンムンとして気持ち良かったな。

会場を一瞬で赤く染めると始まったのは「ラブソング」。愛も憎しみも歓喜も悲哀も全てを彼らに託して、全てを返して貰って、その全力の感情の受け渡しがあまりにも気持ち良かった。力いっぱい響く歌が強さだけじゃなくて、哀愁もあるのは感情が乗っている証拠だ。

続く「パレード」は個人的に大大大好きなので感情が昂りすぎた。自然と身体が動く。声が漏れそうになったり、身体が倒れそうになったりするのを必死で堪えた。ラストのサビをシンガロングしたい、したい、したい、できない、で声を殺して精一杯口を動かした。一緒に歌える日を心待ちにしているし、それまでは我慢することで歌える時に腹から声が出せそうだ。

「ああ、僕のこと君のこと」
と歌い始めると、マスク越しでもわかるくらいに全員の表情が晴れやかになっている。明るくゆっくりと歌い始め、
「ワン!ツー!」で演奏が始まると会場がスキップしているかのように弾み始めた。真っ直ぐな愛を晴れ晴れと歌うからこの曲は真価を発揮する。今そばにいてくれる人を大切にしたい、世界が終わっても大切にしたいとしみじみ感じた。

暗転して、少し静まったら4人の力強い歌で始まった「PEAK'D YELLOW」。客席から全員で声を枯らすくらいに歌いたいけど、それはお預け。ただ、会場中から歌声に負けじと響く拍手が声よりも大きな一体感になってうごめいた。曲の始まりから終わりまで拍手と拳で飾ったこの曲は生きているようだった。曲の終盤、小松のドラムと歌が響くところで、小松がドラムを叩くのを止め、拍手と橋本の歌が残る。いつもなら2周したら終わるフレーズを橋本が

「もう1周やろ!」

と声がけし、拍手が続く。歌と拍手で曲が終わると、上裸だった小松がいつの間に入場時に着ていた黒と青のナイロンジャケットを羽織っていて、左から「緑」「青」「白」「赤」の順になっていた。

「出会った頃小松は地元で1番歌が上手いからって意気込んでたけど、全員が大したこと無かった笑」

とたわいも無い思い出話をし始める4人。そのまま綺麗に横一列に整列して改まって、どうした?新曲か何かか?と思っていると、一言

「ハルカミライ2月1日に日本武道館でワンマンライブやります。」

カッコよすぎるだろ。


と宣言。全員が今まで抑えていた声も気づいたら漏れていて、どよめきに変わる。おめでとうと、驚きと、観たいと、様々な感情が一瞬で切り替わって正常ではいられなかった。彼らがイベントで武道館に立つ姿は今年の3月に観たが、あまりにも似合いすぎて、ライブハウスの次のホームは武道館なんではないかと錯覚した。そんな武道館でワンマンライブ、絶対伝説になるんだろうな。

会場の興奮をニヤッと見渡して満足気な4人。自我を取り戻した聴衆が声を抑えて、歓声を拍手に切り替えると続けざまに橋本が

「みんなさ、武道館やります!って言うとき写真撮るじゃん?武道館の前で撮るやつ。この間俺達もそれを撮りに行ったのね。で、ウェーイつって撮り終わったら、兄ちゃんがさ、「あの、ハルカミライの方ですよね?」って声掛けてきて、やべえバレると思って焦ったんだけど、今日まで黙っててくれたみたい!あの兄ちゃんすげえよ笑」

と言っていて笑った。声掛けられちゃうのもハルカミライっぽいし、見つけても黙ってる兄ちゃんもまた彼らのファンなんだなあとしみじみ感じさせて、温かさが沁みた。

そんな重大発表の後に演奏されたのが「赤青緑で白いうた」。メンバーのことを、それぞれの思い出を歌うこのうたでどんな曲よりも丁寧に演奏されているのがわかって、4人がお互いに思いあっているからこそのグルーブ感や優しさがあるんだと感じた。それぞれのことを歌う度に、それぞれの色に変わっていく照明が凄く素敵で、耳も目も全てから4人の温もりを感じられた。改めて、ありがとうな。

切ないイントロが流れて、会場の明かりは消えて、会場を宇宙に連れてきたかのような辺り一面に星が瞬くような照明が輝いて始まった「宇宙飛行士」。あまりの美しさに、橋本も思わず

「綺麗だ」

と声を漏らす。本当に美しい。そんな絶景のなか響くこの曲がより儚く美しく輝いていく。アウトロでは
「生まれ変わったら会いに行くよ 今度は私から」
の歌詞を
「アストロビスタ」の
「写真はまだ見れないけどさ」
に換えて歌い上げた。このことで続く曲は「アストロビスタ」なのだと確信すると同時に、この2曲はやはり深い繋がりがあるのだと思わせた。

続く「アストロビスタ」では、「宇宙飛行士」が美しい風景と共に作り出した、しっとりとした空気をそのまま持ってきたから、曲の繋がりがより鮮明に見えた。先程のフレーズの交換をこの曲のアウトロでもしっかりと行って、涙腺を刺激する。それだけでも、この2曲を堪能出来たことでも十分過ぎるほどに幸せなのに、曲の終わりに橋本が

「俊のベースは、小松のドラムは、大地のギターは、俺のボーカルは、きっとお前の人生を救うよ。」

と告げ、溜めてきた涙が一気に溢れ出した。やっぱり彼らは太陽みたいなバンドだ。勝手に(道を)照らして、勝手に(鬱を)晴らして、常に輝いていて、大きくて偉大で、何よりも温かくて常に寄り添ってくれる。俺の今生きる人生をこれから続く21世紀でも、その先に生きている自分の子孫たちがいる22世紀でも、何世紀先でも、彼らが、彼らの音楽がずっとその道を照らして救ってくれるんだ。ひとりじゃない、そう思える力強い言葉だった。物理的にはそばにいなくても、いつだって耳から彼らを感じられる。そうすれば自分は何度だって挑めるし、挫けても立ち直せる気がする。
救うよという事実は、きっとこれからも救ってやるよという太陽のような大きな背中を感じさせてくれて、とてもカッコよかった。言うまでもなくロックスターだった。

存在感を見せつけ続けたこの日の最後を飾るのはやはり「ヨーロービル、朝」。この街、八王子での全てをぶつけたこの歌で締めることが、この日の特別だった。

当日の昼間訪れたヨーロービル


始まる前に、橋本が

「気合い入れるために円陣でも組んどくか」

と声がけし、ドラムセットを囲むように円になる4人。

「せーの、うぇーい」

と、ゆる〜く円陣を組むと、気合いが入ったと伝えて、持ち場につく。関のどこか切なげなギターのリフが鳴り響くと会場は一瞬で表情を変えた。

数分前の喧騒が急に消えてどこか物足りなくて、昼間にはしない独特の異臭を放った街を重い足を引きずってボテっと歩くと、今までの後悔や反省が頭に押し寄せては引いて、数分前の楽しかった思い出と交互に脳裏に打ち寄せる。そんな記憶にないような朝焼けを思い出させる。というか、幻覚を見させるようにしっとりと始まったこの曲。常々口にしてきた「八王子のハルカミライ」の文言。彼らと共に歩んできたこの街でこの街と自分たちを歌ったこの曲を須藤、関、小松の3人は力んでいるくらい力強く演奏してみせる。橋本が歌う前に

「今日も駐輪場を通って来たっけ」

と呟いて歌い出すと、朝靄や霧のなかから一筋の光が見えたときのように温かくて照らす。希望に満ち溢れた歌声は、会場に集まった全員の道を照らし続けていく。
この曲の温かさと切なさは胸に深く突き刺さっている。それは八王子という場所が彼らにとって特別なものであるからとも言えるだろうし、この曲をヨーロー劇場というイベントで披露するからでもあると言える。1秒1秒が特別であったこの曲中、もっとも刺さったのは

「形の無いものに 必死に名前と意味を付け足して 息をしている」

という歌詞。これはあくまで自分の実感ではあるが、ここ数年間自由や好きが抑制されて、いま何を大切に生きているのか考えることが増えた。非日常が日常に変わって、当たり前じゃなかったことも当たり前になって、ライブの見方も会話の仕方ですら制限される今の世の中で、自分の生き様を惨めに思わないように頑張ったことを褒めたり、自分を称えたりそんな行為がこの歌詞とリンクしている気がして、必死に生きていることを認めて貰えた気がして、マスクが湿って苦しい程に涙も鼻水も止まらなかった。ホーム八王子にて、愛いっぱいに歌われたこの曲が、この4人が鳴らす音楽がこれからもずっとずっと先を照らして救ってくれるんだと思う。

やり切った表情でステージを後にした4人。会場からはスタンディングオベーションとも思える大きな拍手が響き渡る。それはやがてアンコールを求むリズムに変わって、早くなっては戻ってを繰り返す。

リズムに釣られて4人が戻って来ると、機材には手を伸ばさず横一列になって橋本から一言、

「今日は完璧だった!だから、アンコールはやらない!」

須藤や関も

「ありがとう!」
「気をつけて帰ってね」

などと続いて、4人が帰っていった。確かに最高だし完璧すぎたライブだし、満足ではあったが、それでも大きな拍手が鳴り響き続けて、痺れを切らした4人が駆け足で戻ってきて、駆け足で「ファイト!!」を披露した。一瞬で会場のボルテージがライブ開始直後くらいまで上がって、終わりを迎えた。

最後に呼ばれて駆けつけた彼ららしさがカッコよかったし、最後まで元気やパワーをくれた4人は繰り返すようだけど、どこまでも温かい太陽だった。

八王子で観る、「八王子のハルカミライ」はやっぱり特別でいつも以上に力強くて沢山救ってくれた。何も無い日常に光を指して、これから何年、何百年、何世紀先でもずっとそばで支えてくれる彼らに大きな愛と感謝を。いつもありがとう。そして、武道館当たったから必ず刮目しに行くから楽しみにしてる。これからもずっとよろしくお願いします!!! 

いいなと思ったら応援しよう!