[第4回] 神様のコンパス

  三日坊主にはなりませんでした。

 ついに来ました「神様のコンパス」
 感傷ベクトルの中で好きな曲ランキングを上げるとすれば5位以内に入ります。ランク付けってのは結構やるんですけどどうしてもその時の気持ちとか環境とかによって好きな曲はころころ変わるんですよ。でもその中でも変わらずに上位に居続ける曲が5曲ありましてそれが
○神様のコンパス
○その果て
○後夜祭
○リユニオン
○永遠の畔り
です。なのでこの曲たちの感想は楽しみにしてほしいです(首を絞める


 二年前にこの曲に救われました。きっとこの曲がなかったら駄目だったかもしれない。当時、僕には急にやらないといけないことができてしまいました。それは僕にしかできないこと。でも僕はやりたくなかった。なんでやらないといけないんだ、って。おかげで周りの人に迷惑をかけた。迷惑をかけてようやく気付いた。やらないといけないって。その時に聞いたのがこの曲。今でも覚えている、「ああこの曲は僕の曲だ」って思った。

「ねえもう一度 僕の為に歌っていい?
 価値のない歌かもしれない
 あなたの傷は癒やせない」
 

 もういちど僕の為にやっていい?このことに意味は無いかもしれないし、誰も助けてあげることはできないかもしれない。


「神様がくれた虹を追いかけて 
 知らない景色を縫って走った
 迷子に慣れすぎた僕が選んだこの道の
 行き先はもうわからないよ」
 

 憧れる存在の後ろ姿を追って走ってきたつもりではいる。でもどこをどう走ればいいのかわからない。迷子の自分が行く道はもうわからない。


「いつかはあなたの為に歌えればいい
 意味のない遊びの果てにいつかあなたに届けばいい」
 

 いつかは誰かを助けることができればいい。それは今ではないいつかでいい。今この僕にしかできないことをやりとげたその先で誰かを助けらればそれでいいだろう


 こんな風に自分の都合のいい言葉に言い換えて自分自身に言い聞かせてやりました。最後に

「僕は僕にしかなれないから」

 この言葉で自分を鼓舞しました。

 この言葉すごく好きです。肯定にも否定にも好きなように捉えることができるこの言葉。

 やらないといけないことはこの曲のおかげで何とかなりました。

 あと何回この曲に救われるのでしょうか。逆にこの曲が必要なくなった時、その時は感傷ベクトル自体を僕自身が必要としないのかもしれない。そう考えるとすこし怖いなって思います。まあその時はまだまだ先だとは思いますが。ここら辺の話は後夜祭のときにでもしましょうか。

 僕とこの曲に関しては大体こんな感じです。あと話しておきたいところとしてはメロディでしょうか。ピアノのメロディが素敵です。真っ白な空間に自分一人しかいなく、そこで何かを求め続けて走り続けているイメージがあります。
 歌詞もメロディもどちらも最高。本当に聞いてほしい一曲です。

 ※余談というか考察なのですがこの曲の歌詞で気になっているところが二つありまして
「無邪気な発明と光る武器」の「発明と武器」
「意味のない遊びの果てにいつかあなたに届けばいい」の「意味のない遊び」

 一つ目は「前夜祭」「後夜祭」、二つ目は「シアロア」でも使われているんですよ。「発明と武器」って何なのだろうよくわからない。「意味のない遊び」ってのは何となくわかります。シアロアとかから考えると多分囁一さんにとってこれは「他人から見たらくだらないものかもしれないけれど、自分にとっては大切な物」という意味なのでしょうか。
こういう言葉遊びのようなものは楽しいです。

 さてと長くなってしまったのでここらへんで一区切りつけましょうか。最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回は「涙のプール」です。





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