[第19回] 卒業フリーク
気がついたら折り返し地点に来ていました。
今回は「卒業フリーク」です。「大人に~」、「黙るしか」、「桜」と3曲連続でド直球に感傷を投げつけたあとにこの少し落ち着いた曲、「後夜祭」への引きとも言えます。漫画でいうなら回想シーンっぽい?まあこのアルバムの立ち位置として言うならば「青春を始末することを決めた」曲、ですかね。
「青春を始末する」ということは「自分自身を変える」ということになります。これってかなり気持ちがないとできないですし、エネルギーが必要だと思います。僕自身がそうですし。前回「後夜祭」のときにもお話ししましたが僕自身も世間一般的にはそろそろ「青春の始末」をしないといけないです。つまりは自分自身が抱えている悩みを自分自身の手持ちのカードで少しずつ処理していかないといけません。そのやり方は何となくわかってはいるのですが、「今のままの自分でいたい」という気持ちが消えることがないです。だからこそ変わるのが怖いです。
怖いという気持ちがあるならば今変わる必要はないのでしょうか。きっと無理に気持ちを矯正したら多分ろくでもない大人になってしまう気がします…。
「変わろうと思えばいつだって変われると信じていたけど
変わらない自分を引きずって歩き続けてくよ今もまだ」
「このままでいこうじゃないか行けるところまでずっと正しくはなくても」
ですかね今のところの答えは。あ、これもう「境界線上にて」のお話だわ。
次回は「生者の更新」です。