[第21回] 光のあと

 最近読書スイッチが入りました。

 光のあと。この曲にも僕の好きな歌詞の「僕は僕にしかなれない」が入っています。以前「神様のコンパス」の時にも言いましたがこのセリフには肯定と否定、どちらにもとらえることができると説明しました。神様のコンパスではこの歌詞は肯定としてとることができると思っています。物語の始まりでもありますから最初はプラスから始まらないといけないですしね。逆にこの曲は神様のコンパスとは対照で否定的な意味合いとしてとらえることができるのではないのだろうかというのが僕の考えです。まあほかにもマイナス的な表現が多いですし。
 「ねえ振り返って 嘘や罪や間違いが 血に溶けてしまってもう
 僕は僕で僕にしかなれない」
 この「血に溶ける」っていう表現が好きです。自分自身の養分になるというか、もう後戻りはできない感じ。
 なにより「僕は(もう何物にもなれないただの)僕にしかなれない」という言葉により重みをかけてきます。
 そしてこれから「生者の更新」「終点のダンス」へと続くわけです。いやー最高に最悪な流れですね。
 

 そういえばこの曲はアルバム「シアロア」の最後の曲になる予定だったそうです。(どこからその話を聞いたのかは忘れてしまったけど確か双だったはず) この曲がシアロアの締めになるとは考えづらいですね(笑) それはそれで聞いてみたかったけど。
(※9月11日更新 「0と1」の代わりになる予定だったそうです。間違えてしまいました。ごめんなさい。)

 次回は「終点のダンス」です。


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