人生が変わる10の話し方~世界最高の話し方③
こんにちは、ブルーツ・リーです。
1000人以上の社長や企業のトップの話し方を変えた、
伝説の家庭教師が教える著書「世界最高の話し方」
本書の中から、ブルーツ・リーが、
「いますぐに実践したい10の話し方」をまとめました。
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①相手の心をがっちり掴む、信頼と共感を勝ち取る話し方
・伝える力で大切なのは「うまく話すこと」より、「いかに人々の心に寄り添い、動かす」ことができるか。
・世界のリーダーは「教官型」ではなく「共感型」が主流となっている。
例えば、かつてのアップルのステーブ・ジョブスは強権型の経営者だったが、いまのティム・クックCEOは、共感力の重要性を口にする温厚型。
ティム・クックCEOは、以下のようなメッセージを投げかけている。
「どうすれば、自分も人のために尽くすことができるか。これこそ、人生において何よりも大切で、最も大きい問いだ。」
他にも、著者がこれまで話した経営者の中で、ソフトバンク孫正義社長、
資生堂の魚谷社長、ZOZOの創業者、前澤友作さんは「共感力」が高いのが印象的であったとのこと。
②「いい人」ではなく「いい気分にさせてくれる」
トランプに学ぶ話し方
暴言を吐き続けていたドナルド・トランプが熱狂的な支持を集めていたのは、彼は「いい人」ではないけれど、支持者を「いい気分にさせる」天才だからだという。
トランプ自身に確固たるポリシーはないのだけれど、
「支持者の考えや聞きたいこと」を敏感に察知し、言語化することに長けているよう。
「社会的に置き去りにされてきた」と憤る白人や、キリスト教信者を中心とした保守層が喜ぶ言葉を繰り出し、肯定し、褒めまくることで、承認欲求を満たしつづける。
そして支持者にとっての「アバター」となることで、リーダーとして忠誠心が失われなかったとのこと。
こうしたやり方は邪道としてバカにしてはいられない。
ただの「いい人」ではなく、「いい気分にさせてくれる人」。
そして人の気持ちを理解し、ときには自分の弱みを認める強さを
もつことが、「共感される話し方」になる。
「共感される話し方」のコツは2つある。
① 相手の感情に共感しながら話す。
人は好意を見せてくれる人に好意を抱く、
心理学の「好意の返報性」にある。
つまり、人は「自分に共感してくれる人」に共感する。
②相手の感情を刺激して、話し手と聞き手の間に共感状態をつくりあげる。
「共感王」トランプは、中国や不法移民、WHO、民主党など「共通の敵」をつくり、彼らを罵倒することで、支持者の間に「怒り」や「恐怖」の感情を植え付け、共有させる。
そうやって次から次へと「感情砲」を打ち出し、連帯感や一体感、忠誠心を生み出す。
人はロジックよりも感情を動かさなければ、説得や共感を得られない。
③「ストーリー」マジックで、相手の心を釘付けにする
感情の化学反応を起こすのに最も効果的なのが「ストーリー」を使う手法。
一流のリーダーほど、「ストーリー」を上手に使いこなす。
アマゾンのベゾス氏はアメリカ下院公聴会でこう切り出した。
「母は私を産んだとき、17歳の女子高生でした。当時、高校生の妊娠は歓迎されませんでした。
彼女は夜間クラスに通い、「子供を連れてきてもいい」という先生の授業に2つのダッフルバッグを抱えて出席したのです。
ひとつめには教科書を、2つめにはおむつや哺乳瓶を詰めて・・」
そして、その後の超大企業にまで成長させた壮大な物語を繰り広げる。
苦労やしくじりから成功を収める立身出世物語は万人の心をとらえて離さない。
ストーリーは人の脳をハッキングする効果があり、世界のエリートは「ストーリー」づくりに情熱を注ぐ。
誰にでも必ず「語るべきストーリー」がある。
「ストーリー」に必要な要素は、
「before」と「after」、そしてその「気付き(教訓)」
太ったひとが痩せる、ダサかったひとがおしゃれになるなど、
「before+after+気づき」の、人生の転機や変身がストーリーとして最強のコンテンツとなる。
④みるみるうちに人が動く!エモロジカルな説得ルール
グローバルエリートは、
論理(ロジカル)と感情(エモーショナル)の
2つをバランスよく組み合わせた「説得力のある話」をする。
そのためには、細かいディテール描写で、
相手に「絵をみせるように」話す。
通販会社ジャパネットたかた創業者の高田明氏は、
商品の特徴を説明するだけではなく、その商品が役立つシーンを見せる。
「お孫さんの運動会の様子を録画できますよ。スマホなら遠く離れて住んでいるお孫さんの日々の成長をそのまま見られます」
⑤数字は「丸めずインパクト」を出し、「相対的に」見せて意味を示す
コロナ危機の当初は、「1日感染者200人」と言われてぎょっとしていたが、最近では、同じ200人でもだいぶ印象が違う。
このように数字は、絶対的なもののようで、じつは極めて「相対的」で、
見せ方によっては簡単に心理操作ができてしまう。
数字を活かすことで、話に躍動感が生まれ、説得力が増すとのこと。
× 我が社はさまざまな事業を展開しています。
○ スポーツクラブやレストランなど、健康促進に関わる33の事業を展開しています。
× 売り上げ大幅にアップしました
○ 売り上げ前年比98%増、ほぼ2倍の売り上げを達成しました。
説得材料として数字を使うならば、
数字そのものより、その数字の希少性や大きな変化、
並外れたスケールによって感情を動かせるかどうかがポイントになる。
そのためには、ただ漠然と数字を示すのではなく、
・変化率
・みんながよく知っている数字との比較(東京ドーム○個分、など)
など相対的に示し、「すごく多い」「非常に増えた」など
その数字の「意味」をみせる。
⑥「100万人より1人の顔」の法則
何百万人の苦難よりも、たった一人の悲劇の方が人の心を動かす。
ペンシルベニア大学の教授の研究では、
「アフリカのマラウイで食料不足に苦しむ300万人の子どもたちのために」
よりも、
「マリの7歳の少女ロキアのために」
というメッセージの方が、募金を多く集めた。
これは、「特定できる命」と「統計的な命」の違い、と言われている。
顔がみえるか見えないかで、人の想像力や共感が及ぶかどうかに大きな差がでるということ。
「100万人よりも1人の顔」の法則を、
日頃のコミュニケーションで応用して、
話す対象や中身の範囲を、一段階狭め、絞り込んでみる。
× トレーニングをする
○ くびれをつくる、美尻エクササイズ、上腕二頭筋を鍛える。
× 彼は家庭的なひと
○ 彼は毎朝5時に起き、家族4人のお弁当をつくる。
時間や場所、人、何でも絞り込むほど、映像が浮かびやすく説得力が増す。
⑦「これは聞かなきゃ」スイッチをオンにする「魔法の言葉」
強調したいメッセージの直前に、
相手の脳の記憶スイッチをオンにしてもらう「魔法の言葉」を仕込んでおく。
・今日、ぜひ覚えていってもらいたい、たった一つのポイント。それは・・
・ポイントは大きくわけて、二つあります。
・これだけは聞いてください。
・想像してみてください。
これらの言葉を言い切ったあとに、「間」をおくことで、
緊張感が生まれ、関心が集まる。
⑧プレゼンで緊張しない奥義
緊張をなくし、堂々とプレゼンができる秘訣。
● コミュニケーションにたった一つの正解はない
● 「役」になりきり、自分から意識を「離す」ことで、
「話す」緊張感が解き放たれる。
● 何度も練習すると、セリフや動きが体に埋め込まれる
● 恥も度重なれば、気にならなくなる
● 恥ずかしい、いいカッコしたい、プライドを捨てる。
⑨「共感プレゼン」に変える法則
● プレゼンは一方的に読み上げるのではなく、
問いかけや質問で聞き手を巻き込み、
対話で言葉のキャッチボールと心得る。
●「。」を「?」に変えるだけで、インタラクティブなやりとりに変わり、相手は好印象を持つ。問いかけを多くすること。
●プレゼンの冒頭は「この5パターン」で心を掴む
①ユーモアでつかむ
②サプライズ 珍しいものを披露する、意表をつく想定外で鮮明に脳に残す
③ストーリー。その日の軽いエピソードでも距離を縮められる。
④質問を投げかける、最もメジャーな方法
⑤告白。 実は私、、で面白いつかみになる。
⑩「カリスマオーラ」をまとうテクニック
● 自信があるフリをするだけで、自信はできる。
自信とは思い込みでしかない。
● 語尾はシンプルに言い切る。
「と思います」「と考えます」は極力減らす。
● 「えー」「あのー」などの穴埋め言葉はやめて沈黙する。
しっかりと間を空けておく方が効果的。カリスマはこの沈黙を活用する。
また、プレゼンやスピーチでは、以下を留意して準備しておく。
● 棒読みにならないよう、原稿を一言一句起こすより、箇条書きで伝えたいキーワードをまとめる。
● 何度も何度も練習し、言葉の意味を考える。言葉を伝えるのではなく、意味を伝える。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どんな仕事にも必要な「話し方」のスキルですが、
大半の日本人はちゃんと学んできていないので、苦手な人が多いようです。
本書で得た知識を日々のコミュニケーションの場で試し、
「話し方」を変えることで、人生を変えていきましょう!
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