「家探しの見えない部分」を知る
・住まいの経験値をあげませんか?
・一見憧れる「角部屋の最上階」も良いことばかりではない!?
・住宅に求められる「省エネ」と「税金」今後の考え方
完成しているものが完璧で美しいとは限らない。
こんにちは、ホンダです。
早速本題に・・
住まいの経験値をあげませんか?
一人暮らしをするまでは、当たり前に与えられる住まいについて
そこまで疑問を持つこともないのかなと思います。
団地、アパート、マンション、戸建てなどなど
そして初めての一人暮らしで木造のアパート?
セキュリティのしっかりした賃貸マンション?
・・・
ひとたび一人暮らしをすれば、そこからはある程度の自由な選択肢の中で
様々な家に暮らす方が多いのではないかと思います。
例えば、
南向きの部屋、東向き、北向き、西向き、
1F、2F、最上階、エレベーター無し、
住宅街、駅近、街中、線路に近い、大通り沿い、
日当たりはいいけど風通しがイマイチ、
タワーマンションの上の方、
最上階の角部屋、などなど
位置や周辺の建物との関係で、一つとして、同じ家はないのかもしれませんが、
南向きの家しか住んだことがない人が、
東向きの家に住んで初めて気づくこともあると思います。
つまり、住んだことがないタイプだから知らないこともあり、
住んでみて初めて知る「良さ」「悪さ」もあるのだなと、
つくづく感じています。
いろんなタイプの家に住む、という経験を通るのも大切なプロセスだと
最近気付かされることがありました。
余談ですが、一通りの条件の家に住んだ経験値の高い方がいれば、
「家選びの条件」が定まってくる。
しかし、知りすぎてしまっているからこそ、
条件を限定しすぎて、住みたい家が見つからないという
状況に陥る。ということも然り。
一見憧れる「角部屋の最上階」も良いことばかりではない!?
一度は「角部屋、最上階」に住んでみたいと思ったことはありませんか?
私自身は、自分はそのような贅沢な暮らしができるような人間ではないと思っていますが、「角部屋、最上階」に住めるものなら住んでみたいです。
窓が多いと、それぞれの方角から太陽の恩恵を受けられます。
離れた位置にある窓を開ければ、風も通ります。
陽当たりが良いと、朝の目覚めや、日中の心地よさ、
暖かさといった体感の居心地の良さはもちろん、
電気をつけないでも明るく過ごせる省エネにも繋がります。
窓からの眺めが良いのもまた、気持ちの良いものです。
しかしながら、その角部屋が断熱の施行がされていなかったらどうでしょう?
または古い建物で断熱の仕様も昔の基準であれば、
現代の気温上昇に対しては、効力が薄すぎるかもしれません。
そうです。
もし、購入した角部屋が断熱されていなければ、
夏は直射日光が当たる天井から熱の影響を強く受け、暑く、
冬は冷気がダイレクトに伝わり、寒い。
それに対して冷暖房も頑張らないと快適な室温を保つことができません。
「暑い」も「寒い」も人間の体にとってはストレスになり、
小さなストレスの積み重ねは、病を招く恐れもあります。
外壁に面している室内の壁に、断熱材を入れたり、窓を二重サッシにしたり
ペアガラスにすることで、効果のある対策を行うことが可能です。
では、
マンションでも断熱できるの?
答えは、「はい」です。
リフォームされている物件を買えば、断熱されていると思って良いの?
答えは、「そうとは限らない」です。
家探しの見えない部分を知ろう。
最近では、リフォームされた物件(マンションも戸建ても)がとても増えています。リノベーションがしたくて物件を探している方にとっては、
手を加えられていない物件を見つけたいと思われるでしょう。
しかし、手付かずの物件が市場に販売されるのは少なく、苦戦を強いられていることでしょう。
専有部分を解体して一からリノベーションする場合、ブルースタジオでは外壁に面している壁や天井に必ず断熱材を施工しています。
家づくりは、住みやすさや自己実現だけでなく、健康に住み続けられることは暮らしのデザインに削ってはいけないものだと考えています。
しかし、市場で販売されているリフォームされた物件には、色々な状態があります。まだ決まりがないので、仕方ない部分もありますが、
リフォームされている物件は、完成していますから壁の中、床の下、天井裏がどのような施工がされているか見ることができません。
「自分が暮らすためにつくる家」と「売るためにつくる家」は
費用を投じる意味が変わります。
住宅に求められる「省エネ」と「税金」今後の考え方
住宅ローン控除は定期的に改正される税制改正の常連なわけですが、令和4年度の税制改正においても省エネ性能等が高くなるほど控除率が高くなるような改正がなされています。2050年カーボンニュートラル実現の観点から、省エネなど環境性能に優れた新築住宅を対象とした優遇措置が拡充されています。
もちろんこれは住まい手にとっては安心面に良い影響ではあると思いますが、建築コストが高騰する中で、建物の性能を上げるために建築費用はこれまでと同様にはいかないため、結果として販売価格が上がるという影響は否めません。
まぁそれを補充する形での住宅ローン控除の改正、ということでしょう。
現時点では2025年4月以降に着工する全ての建築物に「省エネ基準」への適合を義務付けることが決まっていますが、じきに中古物件をリフォームして販売する場合の施工についても一定の省エネの義務化が進むのではないかと思います。
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