vol.59深大寺プロジェクト「meedoてづくる、棟上げまつり」を、編む
小田急バスとブルースタジオの「なりわい賃貸住宅」第二弾がはじまります
東京都調布市・深大寺。
三鷹駅からバスで2-30分ほどのこの場所に、小田急バスの停留所「晃華学園東」とバスの折返場があります。
小田急バスとブルースタジオによる「なりわい賃貸住宅」の第二弾として、
この場所で来年2025年春のオープンを目指して、
店舗兼用住宅7戸を含む全13戸の賃貸集合住宅とシェア店舗からなる「meedo（みいど）」の建設が進んでいます。
公共性の高い地域のバス会社だからこそ、
地域の発展に貢献し、この場所の暮らしも、まちの暮らしも豊かにしたい。
「小田急バスが走る街に住みたい」と思われたい。
「なりわい賃貸住宅」として第一弾のhoccoからつながること。
深大寺のこの場所で新しく提案したこと。
PJ担当スタッフへのインタビュー・地域へのお披露目会「meedoてづくる、棟上げまつり」の様子を通して、今回はブランディングプロモーションチームの太田が深大寺プロジェクト「meedo」についてお届けします。
担当者にきく、「meedo」が目指すもの
今回話をきいたのは、このPJに企画から関わってきた、設計チームのパンさんとブランディングプロモーションチームの柴田さん。
自分にとっては、パンさんは2ヶ月違いで入社した同期、柴田さんは同じチームの仲間です。
マレーシアから来たパンさんは、3DCGも使いこなし、設計を主に担当。
現在は、現場で働く方々とコミュニケーションをとりながら施工監理を行っているとのこと。
PJのプレゼンの時は建物の中を歩いているかのような動画も作成したそうです。
もっと伝えたい！を叶え、背中を押してくれる存在です。
hoccoのコミュニティマネジメントにも関わる柴田さんは、ネーミング提案やPR、イベントの企画を担当。
「meedoてづくる、棟上げまつり」も、色々な方々と調整しながら企画を担当しました。
朗らかで嬉しくなるコミュニケーションは、会話でも、PJを伝える制作物でも繋がっている気がします。
instagram（@meedo_jindaiji_official）もぜひチェックしてみてください。
共助の場所を目指して
meedoの特徴は、「有事の地域レジリエンスの拠点（※1）」を目指しているということ。
（※1：地域と個人の両方に対して、平常時から省エネルギーで健康安全に暮らせる「免疫力」・災害発生時の被害を最小限に抑える「土壇場力」・災害後に二次被害を防ぐ「サバイバル力」・住民の「連携力」を、ソフト/ハードの両面から高める拠点のこと）
災害時にリスクが少ない立地であることに加え、
水の豊かなエリアだからこそ水に触れられる場所をつくろうというアイデアから、皆で企画をつくりあげていったそうです。
柴田さん：
企画は設計とブランディングプロモーションチームで一緒に行いました。地域が集える場を考えたときに、有事の「共助」にもつながる場にもなったら良いのでは、とも考えたんです。
パンさん：
バス乗り場だけではなく、シェアサイクルやシェアカーも導入して、交通の拠点としての機能もあります。日頃から地域のハブとしての役割をもつことで、地域レジリエンスとしての力も高まると考えました。
提案の後、小田急バスさんと設計チームで防災公園やまちなかの交通拠点を見に行きました。かまどベンチや停電時にも利用可能な自動販売機、マンホールトイレなど、コンテンツは小田急バスさんからも色々とご提案いただきました。
もちろん有事だけのためではなく、たとえば井戸は日頃から使えたり、建物に導入している太陽光発電と蓄電池の仕組みは共用部の照明等でも使う計画です。
柴田さん：
深大寺のこの場所は、バス折返場など色々と候補地を考えたなかで、ここがhoccoでも提案した「なりわい」ができそうな場所だったからときいています。
hoccoでも地域・入居者・事業者が一緒になって運営をしていて、そういった日常の関係性が有事の助けにもなるような場所になってほしいと思っています。
入居する人も、地域の人も「なりわい」ができる場所
hoccoから続くテーマである「なりわい」。
自分の得意なこと、好きなことをまちにひらきながら暮らす「なりわい暮らし」を愉しむことができます。
meedoでは「土間のある店舗兼用住宅」に加えて、井戸と広場が面する敷地中央に「シェア店舗」も計画しています。
パンさん：
シェア店舗は地域の方に気軽に使ってもらいつつ、入居する人にも使ってもらいたいです。
柴田さん：
集会所的な役割もあるので、入居者さんと地域で暮らす人のコラボがこの場所で起きたらいいですよね。
パンさん：
敷地の向かいにはPJでもお世話になっている資材屋さんがあって。そういった地域でお店を営む人とも一緒に何かできたら楽しそうですよね。広場もあるので、お店を出す人以外も気軽に来てもらって、この場所が地域にとってのサードプレイスになったら良いなと思います。
メディア発信やイベントの開催など、すでに地域に根ざした活動している方も多い深大寺。
棟上げ祭りも、地域に馴染んでいくための方法の一つとして、地域で活動している方々とコミュニケーションをとりながら企画しました。
柴田さん：
一緒に深大寺という地区を盛り上げて、愛される場所になりたいという思いはきっと同じなので、連携できることは一緒にやっていきたいです。
まわりに住んでいる人たちがこの場所を好きになって活用してもらわないと作っても意味がなくなってしまうので、今から仲を深めることが大事だなと思っています。
meedoの「てづくる」一日
そして10月26日に迎えた「meedo、てづくる棟上げまつり」当日。
今回は、餅まきなどの上棟式としてのイベントと内覧会のほか、
meedoが目指している「なりわい」を感じていただけるような、マルシェも開催。
人の手でつくる楽しさ・嬉しさを感じられるワークショップが出店しました。
今回出店いただいたのは、近くで「なりわい」を営む方々。
これまでバスの折返場だった場所に、お店が出来たら？ごはんが食べられるようになったら？
少し先の未来の暮らしに対する、想像が膨らむワークショップを開催していただきました。
「食とART/Today」さんは、ワッフルを自分だけのオリジナルラッピングで楽しく美味しく食べられるワークショップを開催。
焼きたてのワッフルの良い香りが会場に漂います。
水にちなんだ名前の紙から好きなものを選んでラッピングを作ります。
「Cassiopeia」さんはレジンのワークショップ。自分が好きなパーツを選んで、オリジナル作品を作ります。
「これもかわいい！」「見せて見せて！」
作って楽しい、お友達の作品を見ても楽しい時間になりました。
「てづくる」ワークショップを通じて、お客さんとして来るだけではなく、
meedoが出来たら自分はここでこんなことをやってみたい、
そんな夢が広がった方もいたのではないでしょうか？
午後のお餅まきの時間は多くの方にお越しいただき、会場は満杯に。
普段から「ここに何ができるんだろう？」と興味を持っていただいていたみなさんともイベントという機会にゆっくりお話しすることができ、
地域のみなさんに、meedoのことを知ってもらう機会になりました。
プロジェクトの概要を説明するとともに、パネルや模型で完成イメージを披露しました。
「これから、どうぞよろしくお願いします」の気持ちを込めて
「暮らし巡る、であい掬ぶ（むすぶ）、なりわい水舎」がコンセプトのmeedo。
地域の方へのお披露目会である「meedo、てづくる棟上げまつり」は、
建物のことを知り、目指していきたい姿をシェアし、
であいを掬ぶ、そんな一日になりました。
meedoの最新情報はwebとinstagramで随時発信していきます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
○meedo 公式メディア
Webサイト：https://www.odakyubus.co.jp/meedo/
公式instagram： https://www.instagram.com/meedo_jindaiji_official
○プレスリリースはこちら
https://www.bluestudio.jp/bs_news/013856.html
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