土の再起動と無慈悲
一昨日はコンポストのクリーンアップを実行した。
チップ材の半分をバックアップ用に保管していた古いものと交換。発酵促進剤も投入した。そのどちらに効果があったのかは分からないが、コンポストの温度は再度上昇し内部の虫も激減した。
交換で取り除いたチップ材には多数の虫が棲息しているため、バックアップにはせずに庭の固定式コンポストに投入した。こちらは撹拌をしていないため発酵速度は遅いが虫はあまり発生していない。ベランダに設置しているこの撹拌式のコンポストとは環境も違うので、一気に虫が羽化することもないだろう。
しかしチップ材すなわち土の温度を上げて虫を殺すというのは残酷な気がしないでもない。しかし虫の安楽死という概念は耳にしたことがない。昆虫は脊椎動物と感度は違えど痛みを感じるという。だが恐怖という感情は持ち合わせているのだろうか?30日で生のサイクルを完遂する生物に恐怖は無駄なものかもしれない。
生死を分解して発酵は進む、土の生命を凝縮して。
今日の英語:Insecticide