ネコーヒー:ストレート #17杯目
我が家では漠然と私が猫の食餌担当、母がトイレ担当となっている。
日の出が早くなったこの頃は、朝は6時に叩き起こされる。マユのご飯ダンスの力強いステップと、テトのご飯ソングのソプラノボイス。出勤準備開始時間までに1時間以上もあるというのに容赦なく起こされる。猫の朝食は日の出と連動しているので諦めるしかない、給仕し仕方なく二度寝する。
一方、夕食の時間はほぼ固定で、私の帰宅時間と決まっている。まれに母が給仕することもあるが、それでもそれを平らげた後、帰宅した私に「まだ何も食べていないが?」と言わんばかりの顔で夕食を要求する。そしてテトの哀れを誘う超絶アリアと、マユの妖艶なポールダンスならぬステアダンスが繰り広げられるのだ。
ともかくよく食べ、テトもマユも胃腸が頑丈だ。
そして母は「先代の猫に比べてウンチの量が多い」とぼやいている。先代の猫は皆ほぼ同年代だったので同じように齢をとった。なので晩年の食が細くなった頃の印象が強いのではと私は言うのだが、母は片付けたそばからウンチをしているウンチの回数も多いと譲らない。
トイレで回収されたブツは、私のすむ地域では燃えるゴミとして廃棄される。これは私が出勤時に集積所に持っていくのだが、これが確かに重くて嵩もはる。ゴミの減量、労働の効率化、持続的な猫のための生活のためにもコンポストを稼働させなければならないだろうか。
今日も私は猫のためによく働いている。
今日の英語:Stair
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