指先の冷たさに変化の実感
大きな変化を見上げながら、自分の小さな変化も捉える。
近ごろ手が非常に乾燥している。全体的に白っぽく、手のひら側にも縦皺がよっている。更には<ささくれ>までできてなかなか治らない。理由は明白、手洗いだ。新型コロナウイルス対策で頻繁に手を洗っているからだ。暖かい季節であっても市販のハンドソープで日に数回洗うだけでこんなになるのかと驚く。
もともと私は乾燥しやすい肌質なので、冬場は寝る際にハンドクリームを塗って手袋をしている。試行錯誤したが、結局日中こまめにハンドクリームを塗るよりも就寝時の対策が一番効果が出た。難点は<寝落ち>して忘れてしまうことがあるのと、寝ている間に手袋がどこかへいってしまうことだ。熱くなると無意識に外してしまうらしく、朝になると手袋が枕の裏や尻の下などから発見されることがある。4月になってから手袋は片付けてしまったが、また出してこなければなるまい。今年は日焼け止めに加えてハンドクリームも売れるようになるかもしれない。
電車や店舗では密閉を避けるために常に窓が開け放たれるようになった。元から私は多少肌寒くても換気されている方が好きなので有り難いのだが、職場でも窓が開けっ放しなのは少々つらい。特にデスクワークは足が冷えてしまう。また膝掛けを用意しなければならないだろうか。通勤時の服装もまだ「春夏物」に切り替えられない。
変化の重層が明日の当たり前となる。来年には適応しているのだろうか。