レプタイトルテ:フルーティ #11個目
平穏なようで日々変化はあり、油断は小さな一撃となる。
気温は春に近づいているが体重は増えない今日のリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)、68.6g。
不健康には見えないがボリュームが今一つ足りない。しかし小さな手は今日も完璧で、食餌もハニーワーム2匹ミルワーム3匹を召し上がる。焦らず本当の啓蟄を待とう。
一方順調に健康なスーさん(コーンスネーク)1251.9g。今日の食餌は休み。昨年の拒食明けから増量しており、これなら多少の拒食でも生命は揺らがないだろう。
以前、スーさんの体調が1mを越えた頃、私はケージの掃除をする時に手袋をしていた。スーさんの気性の荒さもあるが、やはり牙を持つ生き物が恐ろしかったのだ。しかし手袋をして「これなら多少のことは大丈夫」と思いながらケージに手を入れるとニアミスもなく、インシデントも発生しない。大胆に近付けば案外攻撃されることはないのだ。私が怯えているとスーさんにも伝わるのかもしれない、そんなことを思い出していたまさに今日。
掃除の時の避難用ケージを雑に開けようとした時、スーさんに咬まれた。厳密に言うと、左手の人差し指の付け根を牙で引っ掛かれた。 絆創膏を貼るまでもなく水で洗ってしまえば消えてしまうような傷だが、痛みより傷ができた衝撃の方が大きかった。慢心を突かれた、そうとしか思えないタイミング。頭上から玄武に睨まれたような気がした。
その道に通ずることは大切だが初心も忘れてはいけない。爬虫類飼いの道はまだ遥か。
今日の英語:Arrogance