ネコーヒー:ブレンド #21杯目
撮影の目線をどう上げ下げしても、その魅力の3%も伝わらない。
スマートフォンの画像フォルダを見返して思うのだが、私は自分で思うほど写真を撮っていない。特に我が家の猫の写真を撮っていない。その理由は明快で、我が家が映える背景をしていないのだ。
もっと端的に言えば、散らかっている。猫様が映えるポーズをしてくれても、背景がそれを相殺して余りある程に汚い。良い画像を残すためにも片付けねばと思いつつも、やはり遅々と進まない。
実際、今一番撮りたいのはテトとマユの後ろ姿だ。ご飯ダンスを踊っている時のふたりは尻尾をピンと垂直に立てて、それは美事な姿勢になる。しかしご飯ダンスには≪体当たり≫のシークエンスもあるためじっくり撮影することができない。あの尻尾の先からおケツまでの芸術的なラインを撮影できないのが悔しくてならない。
そして撮れるのが、階段の上から圧をかけている画像ばかりになる。
本当はもっとキュートなのに、それが微塵も画像に収まらない。せめて言葉では彼女たちの愛嬌を伝えなければ。
今日の英語:Clean up the room rather than that
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