レプタイトルテ:シュガーレス #3個目

眺めては満足し心配し、できることはないか考えてはリセットする。
リンさん(ヒョウモントカゲモドキ)が脱皮した。先日ハウスを掃除していた際に、リンさんの手に脱ぎ損ねた皮が残っていたのだ。我が家にお迎えして2回目、約1ヶ月ぶり。順調に生育しているのは嬉しいが、脱皮を事後に知ったのが残念でならない。脱皮するところを見たかった……。

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リンさんは脱皮前も脱皮後も大きな変化は見られない。レインウォーターアルビノという色素が薄い容姿のためだろうか。スーさん(コーンスネーク)はメリハリの効いたノーマルな容姿のため、膚の白濁も分かりやすく脱皮が近いことにすぐに気付ける。
しかし不思議なのは、コーンスネークというかヘビは「眼球も脱皮する」ことだ。スーさんの脱皮した後の皮には、眼の部分が水中メガネのようにくっついている。ネットで多少調べてみたが、このまぶたの代わりになる構造の名称は見つけられなかった。情報を総合すると、どうやら「眼も透明な鱗に覆われている」ということのようだが、どうにも腑に落ちない。何故そうなったのか、瞬膜はないのか、ヘビと同じようにまばたきしない魚も目は透明な鱗にに覆われているのか、魚は眠らないという俗説に基づいて木魚が作られたのなら木蛇でもよかったのではないか。どうでもいいような疑問は尽きない。
雑念を持たない爬虫類を見つめていると、無心になれると同時に煩悩も湧く。疑問、憧れ、良くしたい。もっと彼らに近づけるように。

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