原因は分かっても理由は不明

 おそらく楽器の演奏は何であれ同だと思うが、バイオリンの演奏はいかに「力を抜く」かが良い演奏の要だ。それは頭で理解していても、いつまでたっても不要な身体の緊張が発生する。
 私の場合はその緊張は足にその緊張が集中的に発生する。レッスンをしている間にふくらはぎが硬くなり、終わる頃には足の裏が痛くなる。それが発表会ともなると演奏する前から足が張り、いったん譜面台の前に立つともうそこから足の位置をずらせなくなる。そのため演奏前の足のポジション取りは超がつく重要事項だ。
 演奏に直接関わる肩や手指は酷使の結果痛むことはある。しかし指から最も遠い位置に存在する足の裏が何故痛むのか。我が足ながら「お前は何もしてないだろう」と問いたくなる。
 そしてレッスンが終われば、河川敷を何ともなく歩いて帰る。もっと練習しておけばよかったなと毎回想いながら。


今日の英語:Soles

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