凡慮、賢哲に聴講す
昨日の釣りで手に入れたハゼ、私が釣ったもの1匹と小父さんにいただいたもの2匹、は夕飯に素揚げにして食した。
私が釣ったのは6,7cmほどの濃い灰色のハゼで、俗に「ダボハゼ」という初心者であっても釣れるような魚であるらしい。それでも先達もなしに魚を釣ることができたのは感無量だ。
そして小父さんよりいただいたのは12cmほどの明るい灰色のハゼ、こちらは「マハゼ」といってもちろんダボハゼよりかは難易度が高い。マハゼを譲ってくれた小父さんはいかにも釣りに慣れた格好をしていたので、マハゼ2匹程度であればたいした釣果ではなかったのだろう。
昨日の潮が満ちてきた時分、ただのスニーカーしか履いていない私は帰るしかなかった。しかしその小父さんはしっかりした長靴を履いており、私と話した後はそのまま上流に移動しながら釣りを続けていた。
おそらく水位が上がるのに合わせて釣り場所を変えていたのだろう。この運河も熟知しているようなので、釣果をいただいておいてさらに図々しくも釣りのポイントを訊ねてみた。小父さんは初心者に教えるということには興味がなさそうだったが、簡単に分かりやすく教えてくれた。
10月はもうハゼのシーズンが終わりになる。でも上流に行けばまだしばらくは釣れる。ここよりも奥にある、砂浜のある入り江の方が釣れる。
入り江は先週様子を見に行ったが人が多くて避けたところだ。そこであればまだ私にも可能性があるのか。本当は釣り場所に関する情報はネットではなく現場にいる人に訊ねた方が正確なのだろうが、どういう人に声をかけるのが正解なのかが分からない。とにかく天気と体調の具合が良ければ行ってみよう。
私が釣ったダボハゼは、小さすぎて味はよく分からなかった。
今日の英語:Ask