再生機能と再限度

　機種変更したばかりのスマートフォン、やはりまだその大きさを持て余しているがひとつ気付いたことがある。 音が良い。
　CMなどでスマートフォンはとにかく画質やカメラ機能の細密さがアピールされる。しかし私はこれまでの機種変更で画質に感動したことはないし、カメラ機能に至ってはむしろ不便を感じている。だが音質に関しては今回の機種に格段のレベルアップを感じたのだ。
　これまでの機種で通話などの音声でトラブルになったことはない。ただ今回の機種は音の解像度が高くなった。ゲームで流れる音の輪郭が鮮明になって、使用されている楽器がイメージできるようになったのだ。文章で音質を表現する適切な言葉が見つからないのが悔しいのだが、最も近いのは「伴奏の楽器がけんばんハーモニカからピアノに進化した」という具合だろうか。
　スマートフォンの性能の上昇に感心するとともに、音楽をそこまで作り込んでいたゲームクリエイターに驚く。機種の更新でやっと明らかになる努力もあるのか。
　加速する技術の日進月歩。でもそこまで急がなくていいのでは、とも思う。

今日の英語：Sound quality