空中を流れ強制的に流入する情報
私は聴覚情報にやや過敏であるらしい。医療機関で調べたわけではないが、自分を観察してその傾向があるようだと結論に至った。
店舗などでBGMの音量が大きいとまず長居できない。喫茶店ではエアコンの下は我慢できてもスピーカーの下は耐えられない。TV番組の笑い声のエフェクトは大の苦手。音量のせいで出来ないことというのはないが、疲れの原因を振り返ってみると音量や音の情報だったということは多々ある。
その私の一番の鬼門は電話だ。仕事で電話応対はせざるを得ないのだが、これがいつまでたっても慣れることがない。ただでさえ見知らぬ相手と話すのが苦手なのに、一呼吸置くためなのだろうが突然外耳道一直線に「あ!」と言われると途端に私の心は閉ざされ、頻繁にくしゃみをされると疲労の増加は二次関数で上昇する。たとえ電話口の向こうであっても鼻をすすられたりすると、もう正直ボックスティッシュをカートンで投げつけたくなるのだ。悪気がないのは分かるが、電話で喋る前はうがいでもして口内の粘りを取ってからにしてくれないだろうか。
日常の音も丁寧に扱いたい。それも健康の一助であると思う。
今日の英語:Sound information