試行錯誤のDIY

 エラーの発見で分析が進む。
 試行錯誤して完成させた手作り手ぬぐいマスク。生地を柔らかくするため水に浸けていたのだが、前より若干柔らかくなったような変わっていないような、明確な変化がなく評価し難い状態である。ともあれ使い物にはなる状態なので、今後はローテーションで使っていく予定だ。
 そんなマスクを着用している際に困ることが、耳が痛くなることだ。厳密には耳たぶそのものではなく、耳の後ろの生え際の辺り。ここが金属片でも混入したかのように痛くなる。似ているのは低気圧頭痛だ。気圧が下がる夕方の、締め付けられるような痛みがピンポイントで発生する。
 これは耳に当たるゴムの硬さ云々ではなく、耳周囲の血行の問題であるような気がする。帽子でこんな痛みが起きたことはない。私の毛根はこんなにも頑丈な毛を生やすのに、頭皮表面はなんて繊細厄介なんだ。痛みのせいで耳や頭を頻繁に触っては本末転倒なので、耳にかけるゴムを頭の後ろで繋ぐバンドを自作する。

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 ヘアゴムと防止留め用のクリップで計300円(税抜)。これでマスクのゴムをひっぱり、結んだ髪の上を通す。着け外しの際に髪に引っ掛かるという面倒はあるものの、耳の後ろの痛みは劇的に改善された。しかし次はヘアゴムが当たる周辺が若干痛い……。これはもう慣れるしかないだろう。あとは寝る前の頭皮マッサージだ。
 かつてこういうことから経絡やリンパ管が発見されたのかもしれない。

今日の英語:Phantompain
 

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