そういえばと手の平を見て

 このところ手の様子が変わってきたのを実感する。まず日焼け。手の甲が一段階コーヒー色に近づいた。カフェ・ラッテの色。夏の陽射しが私の肌に濃い色を浮かび上がらせる。時間をかけてUltraVioletの光が私を変成させていく。
 今年のみに顕著なのは感想。手の甲のみならず手の平も、外縁部に“ちりめん”の初期段階を思わせる乾燥皺が浮き出ている。COVID-19対策の手荒いの成果だろう。今までは洗面所に行った後に流水の手荒いをする程度だったのが、更に外出からの帰宅時にも流水に加えて石鹸で手洗いしている。私の周囲の職場や家庭でも同様の習慣が根付いているため、COVID-19の感染者は出ても幸いにクラスターは発生していない。
 そういえばこの日記を始めた頃に目の痛みで不安を感じたものだが、特にCOVID-19と関連する情報は出ていない。その季節にありがちな肌トラブルレベルの症状を皆がCOVID-19と関連付けてしまったのだろうか。それともマスクから流れる呼気で目が乾燥しただけか。
 木綿のような手を握り、それでも明日も生きていく。

今日の英語:Sunburn

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