物欲の濃淡の狭間で揺れる思考
欲しいが捨てられず。空間は無いが捨てられず。
いま私が欲しいものはみっつ。自転車と帽子とカッターナイフだ。どれも「まだ現行で使えるものがあるが良いのがあれば買いたい」ものになる。
自転車はいい加減6年以上乗って錆びだらけ、ペダルも重いので新しいものに買い換えたい。帽子は普段使いは問題ないけど自転車に乗ると風にあおられる、自転車に乗るときに適したものが欲しい。カッターナイフは長年使ってきたものがあるが今の制服のポケットには収まりが悪いので、軽くコンパクトなものがあれば欲しい。
私の仕事はカッターナイフが必須だ。デスクワークではあるが、郵便物を開封したり段ボールを解体したり、私の担当業務でカッターは欠かせない。しかし制服のポケットが文房具を入れておくのに適していない、いや、制服と体型の相性が文房具の受け入れを拒む。
今使っているのは金属製の軸で比較的凹凸が少ないものだ。しかし胸ポケットにカッターを入れておくと、身を乗り出す体勢をした時に滑り落ちる。だからといって腰のポケットに入れておくと、しゃがんだ時に骨盤に刺さる。これまではポケット用ポーチに入れてどうにか使ってきたのだが、いい加減我慢が飽和気味である。
新しいカッターナイフが欲しい。条件は、全長がボールペンと同じぐらいの長さ太さで胸ポケットに収まること。
実は条件を満たすカッターはネットで見付けているのだが、買ってしまうと現行のカッターとその替芯の出番がなくなってしまう。それにネットで見ただけのものが使いやすいとは全く限らない。購入の踏ん切りがつかず、商品サイズを見ては手のひらの上に実物大のシミュレーションを繰り返している。
無駄にしたくない、旧いものも新しいものも。私の一部として置くからには。
今日の英語: Tool