削る肌の年輪
手が一段階老いた。
これは「気がする」程度ではない。手の甲に以前には無かったようなちりめん皺や色のくすみがある。手のひらも、指の第一関節から付け根にかけてざらついた縦皺が走っている。
一昨年くらいから手の甲に老いを感じるようになっていたが、この半年ほどで加速度的に進行した。
COVID-19のせいだろう。
かつては仕事中であれば半日に2回くらいしかなかった手洗いの回数が、今では半日に5回以上。去年の冬なら“はしょった”タイミングでも石鹸でしっかり洗っている。それもそれまでただの水拭きだったような掃除も次亜塩素酸ナトリウム水溶液でしっかり拭いている。
手が乾く程度で感染症が防げるのならいくらでも、と思うが、いつまで“ここまで”続けなければならないのだろうかとも思う。
みんな乾いた手に手袋をして、それでも今日を働くのだろう。
今日の英語:Wrinkles
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