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ネコーヒー:エスプレッソ #16杯目

 ノネコが生態系に圧倒的な悪影響を与えているのは承知している。しかしそもそも猫がその土地に存在するのは人間ありきであるし、今私がいるのは切り開かれ植林された貧弱な人工林であるし、健康そうということは人間に世話されているということだろうし。
 と、理屈を積み重ねてみたが、要は旅行先で散歩中に猫を見かけて嬉しいということだ。

 ここいらの気温は標高0mエリアより2,3℃ほど低いが、それでも遭遇した猫は健康状態に問題があるように見えない。おそらく飼い猫か地域猫なのだろう。

 であればついでに触らせていただけないだろうかと思うのだが、彼らの態度はそっけない。給仕しない人間に用は無いのだろう。それでこそ猫であり、それほどに尊大な猫に遭遇できた現実に感謝する。

 心配なのは自動車事故であるが、バス停の時刻表が午前午後合わせて3本しかないような土地であれば杞憂に近いだろう。
 早く人間が滅びて彼ら猫たちが地上の支配者になることを祈る。


今日の英語:Survival

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