呼吸する気体に想いを馳せる
誰にも言わなければ騒ぎにならない、問題でもない。しかし黙っていることの重量よ。
それを喋りたいわけではないが解決しないまま抱えているというのは、その問題が軽度で解決策もないのが明白であってもだ。そして気が付けば自分のことばかりを考えていて、その事実にも憂鬱になる。
私が濃厚接触者の家族であること。
母に検査結果は出たのか連絡したいが、母から連絡がないということはまだ結果は出ていないのだろう。しかし結果が陽性で連絡どころではない状態であったら?かといってここで考えていても何かが覆るわけでもない。知らせがないのは良い知らせと思い込むしかない。そしてその思い込みは正解であった。
昼頃、母より結果は陰性と連絡が来る。
ひと安心とはこのこと。もし陽性であれば私自身が濃厚接触者として、検査を受け2週間隔離の準備、仕事も引き継ぎしなければならない。しかし母が陰性ならば私はただの健康体、引き続き今までのように警戒していればいい。
車椅子ユーザーであるKさんの身の上が案じられてならないが、私は普通に暮らしていていいという判定が出たのは「ほっとした」としか言い表すことができない。……母や私の警戒生活が未来の感染者を減らしたと思っておこう。
深呼吸できる日々に感謝。
今日の英語: Negative