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言葉で伝わる か 目で認識するか

うだるような暑さの夏からやっと秋に突入してきたと感じられるくらいに気温が落ちてきて寒い方が好きな自分としては嬉しい季節へ近づいてきました。グループホームすずらん橋本です。

 当ホームの利用者さんたちのように知的に低い人への伝え方に関して何回か前のブログでも紹介したデンマーク研修で「言葉だけで伝える」よりも「簡潔な図表や簡潔なポスターなど」の視覚からの情報のほうが伝わりやすいということを学びました。

 そして最近すずらんへ玄関のドアの開け閉めの音が大きく響くというご指摘を賜りました。以前より足音を気にせずドシドシと歩いてしまう利用者さんには口頭で「下の階の人に迷惑だから静かに歩こうね」と言葉で何度も伝えていましたが数日経つと元通りでまた注意ということを繰り返していました。

 そこで学びを実行にということで目につく場所へポスターを貼ってご指摘への対応を行いました。

ポスターを貼り出して上記の利用者さんはこのポスターを見たことで「ドアを静かに閉めること」と「廊下で静かに歩くこと」をまだ何も言葉で注意喚起をする前から自らできていて視覚からの効果をものすごく実感しました。

この利用者さんは自ら自分で考え注意して行動することが難しい人なのですが「ポスターを見ただけ」で静かにしなければいけないと意識できたことがこの時はものすごく驚き、
「〇〇さんポスター見て自分で静かにしなきゃと思ったの!?〇〇さんすごいじゃん!偉いね!」と褒めちぎりました。(笑)

この利用者さんに限らず玄関のドアを最後まで手でゆっくり閉めるということはポスター効果で他の利用者さんも意識するようになりました。
職員である橋本もいつも静かに閉めていたかと言われれば出来ていない時もあったように思い、模範となれるように毎度意識して閉めることが定着しました。

今後利用者さんに伝えるとういうときには言葉だけでしっかり伝わるのか、視覚からの情報をメインに置いたほうが良いのかなどよく考えて支援に活かしたいと思う出来事でした。

今回もブログを読んでくださりありがとうございます。
季節の変わり目、体調を崩しやすいかと思いますので体調には十分ご留意ください。


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